復元したいファイルを最後に変更したのはいつごろだったかをユーザーにたずねます。
自分が作成したバックアップ計画を参照して、そのファイルまたはファイルシステムが入っていた最後のバックアップの日付を調べます。
ファイルの最新バージョンを検索するには、増分バックアップファイルを最高レベル (0) から最低レベル (9) へ、最新バージョンから最古バージョンへ逆方向に調べます。
オンラインのアーカイブファイルがある場合には、ufsrestore コマンドを使って正しい媒体を指定します。
# ufsrestore ta archive-name ./path/filename ./path/filename |
t |
テープ上に現れる各ファイルを表示する。 |
a |
テープではなくオンラインアーカイブファイルから内容一覧を読み取る。 |
archive-name |
オンラインアーカイブファイル名を指定する。 |
./path/filename |
オンラインアーカイブ上で検索するファイル名を指定する。コマンドが成功した場合は、ufsrestore は i ノード番号とファイル名を出力する。成功しなかった場合は、エラーメッセージを出力する。 |
バックアップが入っている媒体をドライブに挿入し、ufsrestore コマンドを使って正しい媒体であるかどうかを確認します。
# ufsrestore tf device-name ./path/filename ./path/filename |
ファイル名には必ず完全パス名を使用してください。ファイルがバックアップに入っていれば、その名前と i ノード番号が表示されます。入っていなければ、そのファイルはそのボリュームに入っていないことを示すメッセージが表示されます。
同じテープに複数のダンプファイルが入っている場合は、s /dev/rmt/n オプションを使って、自分が使用したいダンプがあるテープの位置に移動してください。
# ufsrestore tfs /dev/rmt/n tape_number |
ufsdump を使って /usr スライスをダンプする場合、内容一覧には /usr の下にあるファイルとディレクトリが列挙されます。/usr/bin/pwd がオンラインアーカイブに入っているかどうかを調べるには、次のように入力します。
# ufsrestore ta archive-name ./bin/pwd |
/usr/bin/pwd がバックアップテープに入っているかどうかを調べるには、次のように入力します。
# ufsrestore tf /dev/rmt/n ./bin/pwd |