Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

UFS ファイルシステムをマウントする方法

  1. スーパーユーザーになります。

    ファイルシステムをマウントするには、ローカルのシステムにマウントポイントが必要です。マウントポイントとは、マウントされるファイルシステムが接続されるディレクトリのことです。

  2. mount(1M) コマンドで、UFS ファイルシステムをマウントします。


    # mount [-o mount-options] /dev/dsk/device-name mount-point
    

    -o mount-options

    UFS ファイルシステムのマウントに使用できるマウントオプションを指定する。汎用マウントオプションについては、表 36-3を参照。すべてのオプションについては、mount_ufs(1M) のマニュアルページを参照。

    /dev/dsk/device-name

    ファイルシステムを保持するディスクスライス用のディスクデバイス名 (/dev/dsk/c0t3d0s7 など)。ディスクデバイス名を調べる方法については、「ディスクスライス情報を表示する方法」を参照。

    mount-point

    ファイルシステムをマウントするディレクトリ 

例 - UFS ファイルシステムをマウントする

次の例では、/dev/dsk/c0t3d0s7/files1 ディレクトリにマウントします。


# mount /dev/dsk/c0t3d0s7 /files1

例 -ログを有効にして、UFS ファイルシステムをマウントする

UFS ロギングによってファイルシステムの整合性が保たれるために、システムのリブート時間が大幅に短縮されます。次の例は、ログを有効にして、/dev/dsk/c0t3d0s7/files1 ディレクトリにマウントします。


# mount -o logging /dev/dsk/c0t3d0s7 /files1