Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

第 28 章 ディスク使用の管理

この章では、使用していないファイルや大きなディレクトリを見つけることにより、ディスク容量を最適化する方法を示します。この章で説明する手順は次のとおりです。

使用されているブロックとファイルの表示

df コマンドとそのオプションを使用して、空きディスクブロック数とファイル数のレポートを得ることができます。詳細は、df(1M) のマニュアルページを参照してください。

ブロック、ファイル、およびディスク容量に関する情報を表示する方法

次のように df コマンドを入力して、ディスク容量の利用状況に関する情報を表示します。


$ df [directory] [-F fstype] [-g] [-k] [-t]

df

オプションを指定しない場合、マウントされている全ファイルシステム、それらの装置名、使用されている 512 バイトのブロックの合計数、ファイル数のリストを表示する 

directory

ファイルシステムを確認したいディレクトリ。装置名、使用ブロック数、ファイル数を表示する 

-F fstype

マウントされていないファイルシステム、それらの装置名、使用されている 512 バイトのブロック数、タイプ fstype のファイルシステム上のファイル数のリストを表示する

-g

マウントされている全ファイルシステムの statvfs 構造を表示する

-k

ファイルシステム、使用されている K バイト数、空き K バイト数、容量の利用率、マウントポイントのリストを表示する 

-t

マウントされている全ファイルシステムの合計ブロック数と使用されているブロック数を表示する 

例 - ブロック、ファイル、およびディスク容量に関する情報を表示する

次の例では、/usr/local を除き、すべてのファイルシステムがローカルでマウントされています。/usr/local はシステム mars からリモートにマウントされています。


$ df
/                  (/dev/dsk/c0t0d0s0 ):  287530 blocks    92028 files
/usr               (/dev/dsk/c0t0d0s6 ): 1020214 blocks   268550 files
/proc              (/proc             ):       0 blocks      878 files
/dev/fd            (fd                ):       0 blocks        0 files
/etc/mnttab        (mnttab            ):       0 blocks        0 files
/var/run           (swap              ):  396016 blocks     9375 files
/tmp               (swap              ):  396016 blocks     9375 files
/opt               (/dev/dsk/c0t0d0s5 ):  381552 blocks    96649 files
/export/home       (/dev/dsk/c0t0d0s7 ):  434364 blocks   108220 files
/usr/dist          (venus:/usr/dist   ):14750510 blocks  2130134 files

次の例では、ファイルシステム、合計 K バイト数、使用されている K バイト数、使用可能な K バイト数、容量の利用率、マウントポイントが表示されています。


$ df -k
Filesystem            kbytes    used   avail capacity  Mounted on
/dev/dsk/c0t0d0s0     192807   49042  124485    29%    /
/dev/dsk/c0t0d0s6    1190551  680444  450580    61%    /usr
/proc                      0       0       0     0%    /proc
fd                         0       0       0     0%    /dev/fd
mnttab                     0       0       0     0%    /etc/mnttab
swap                  198056       0  198056     0%    /var/run
swap                  198064       8  198056     1%    /tmp
/dev/dsk/c0t0d0s5     192807    2031  171496     2%    /opt
/dev/dsk/c0t0d0s7     217191       9  195463     1%    /export/home
venus:/usr/dist     20612581 13237326 6963005   66%    /usr/dist

次の例は、上の例と同じシステムに関する情報を示していますが、表示されているのは UFS ファイルシステムの情報だけです。


$ df -F ufs
/                  (/dev/dsk/c0t0d0s0 ):  287530 blocks    92028 files
/usr               (/dev/dsk/c0t0d0s6 ): 1020214 blocks   268550 files
/opt               (/dev/dsk/c0t0d0s5 ):  381552 blocks    96649 files
/export/home       (/dev/dsk/c0t0d0s7 ):  434364 blocks   108220 files

注 -

/proc/tmp はローカルファイルシステムですが、UFS ファイルシステムではありません (/proc は PROCFS ファイルシステム、/var/run および /tmp は TMPFS ファイルシステム、 /etc/mnttab は MNTFS ファイルシステムです)。


次の例は、マウントされているすべてのファイルシステム、装置名、使用されている 512 バイトブロックの合計数、ファイル数を示しています。2 行構成の各エントリの 2 行目は、それぞれのファイルシステムに割り当てられているブロックの合計数とファイルの合計数を示します。


$ df -t
/                  (/dev/dsk/c0t0d0s0 ):   287530 blocks    92028 files
                                  total:   385614 blocks    96832 files
/usr               (/dev/dsk/c0t0d0s6 ):  1020214 blocks   268550 files
                                  total:  2381102 blocks   300288 files
/proc              (/proc             ):        0 blocks      879 files
                                  total:        0 blocks      924 files
/dev/fd            (fd                ):        0 blocks        0 files
                                  total:        0 blocks       72 files
/etc/mnttab        (mnttab            ):        0 blocks        0 files
                                  total:        0 blocks        1 files
/var/run           (swap              ):   396112 blocks     9375 files
                                  total:   396112 blocks     9395 files
/tmp               (swap              ):   396112 blocks     9375 files
                                  total:   396128 blocks     9395 files
/opt               (/dev/dsk/c0t0d0s5 ):   381552 blocks    96649 files
                                  total:   385614 blocks    96832 files
/export/home       (/dev/dsk/c0t0d0s7 ):   434364 blocks   108220 files
                                  total:   434382 blocks   108224 files
/usr/dist          (venus:/usr/dist   ): 14750510 blocks  2130134 files
                                  total: 41225162 blocks  2482176 files

ファイルサイズの確認

ls コマンドを使用して、ファイルサイズを調べたりソートしたりできます。また、find コマンドを使用して、サイズの制限を超えているファイルを探すことができます。詳細は、ls(1)find(1) のマニュアルページを参照してください。

ファイルサイズを表示する方法

  1. 確認したいファイルがあるディレクトリに移動します。

  2. 次のように入力して、ファイルのサイズを表示します。


    $ ls [-l] [-s]

    -l

    長形式でファイルとディレクトリのリストを表示し、それぞれのサイズをバイト単位で示す 

    -s

    ファイルとディレクトリのリストを表示し、それぞれのサイズをブロック単位で示す 

例 - ファイルサイズを表示する

次の例は、lastlogmessages/var/adm ディレクトリ内のその他のファイルよりも大きいことを示します。


$ cd /var/adm
$ ls -l
total 144
drwxrwxr-x   5 adm      adm          512 Sep  1 14:11 acct/
-rw-------   1 uucp     bin            0 Sep  1 14:08 aculog
-r--r--r--   1 root     root      350700 Sep  3 10:37 lastlog
drwxr-xr-x   2 adm      adm          512 Sep  1 14:08 log/
-rw-r--r--   1 root     root       14619 Sep  2 16:11 messages
-rw-r--r--   1 adm      adm         8200 Sep  3 14:35 pacct
-rw-r--r--   1 adm      adm          920 Sep  3 10:47 pacct1
drwxr-xr-x   2 adm      adm          512 Sep  1 14:08 passwd/
drwxrwxr-x   2 adm      sys          512 Sep  1 14:11 sa/
drwxr-xr-x   2 root     sys          512 Sep  1 14:36 sm.bin/
-rw-rw-rw-   1 root     bin            0 Sep  1 14:08 spellhist
-rw-------   1 root     root         420 Sep  3 14:17 sulog
-rw-r--r--   1 root     bin         4092 Sep  3 10:37 utmpx
-rw-r--r--   1 root     root         122 Sep  1 15:39 vold.log
-rw-r--r--   1 adm      adm        11904 Sep  3 10:47 wtmpx

次の例は、lpsched.1 が 2 ブロックを使用していることを示します。


$ cd /var/lp/logs
$ ls -s
total 2            0 lpsched       2 lpsched.1

サイズの大きなファイルを見つける方法

  1. サイズの大きなファイルを探したいディレクトリに移動します。

  2. 次のように入力して、ファイルのサイズをブロック単位に、最も大きいものから降順に表示します。


    $ ls -s | sort -nr | more
    

    sort -nr

    ファイルのリストをブロックサイズの最も大きなものから降順に並べる 

例 - サイズの大きなファイルを見つける

次の例では、lastlogmessages/var/adm ディレクトリ内で最も大きなファイルです。


$ cd /var/adm
$ ls -s | sort -nr | more
  48 lastlog
  30 messages
  24 wtmpx
  18 pacct
   8 utmpx
   2 vold.log
   2 sulog
   2 sm.bin/
   2 sa/
   2 passwd/
   2 pacct1
   2 log/
   2 acct/
   0 spellhist
   0 aculog
total 144

指定されたサイズ制限を超えるファイルを見つける方法

次のように find コマンドを使用して、指定したサイズを超えるファイルを見つけてファイル名を表示します。


$ find directory -size +nnn 

directory

ファイルを探したいディレクトリ 

-size +nnn

512 バイトブロック数。指定したサイズを超えるファイルがリストに表示される 

例 - 指定されたサイズ制限を超えるファイルを見つける

次の例は、作業中のカレントディレクトリ内の 400 ブロックを超えるファイルをどのように見つけるかを示します。


$ find . -size +400 -print
./Howto/howto.doc
./Howto/howto.doc.backup
./Howto/howtotest.doc
./Routine/routineBackupconcepts.doc
./Routine/routineIntro.doc
./Routine/routineTroublefsck.doc
./.record
./Mail/pagination
./Config/configPrintadmin.doc
./Config/configPrintsetup.doc
./Config/configMailappx.doc
./Config/configMailconcepts.doc
./snapshot.rs

ディレクトリサイズの確認

du コマンドとそのオプションを使用してディレクトリのサイズを表示できます。さらに quot コマンドを使用すれば、ユーザーアカウントによって占められるローカル UFS ファイルシステム上のディスク容量のサイズを知ることができます。これらのコマンドの詳細は、du(1M)quot(1M) のマニュアルページを参照してください。

ディレクトリ、サブディレクトリ、およびファイルのサイズを表示する方法

次のように du コマンドを入力して、1 つ以上のディレクトリ、サブディレクトリ、ファイルのサイズを表示します。サイズは 512 バイトブロック単位で表示されます。


$ du [-as] [directory ...]

du

指定した各ディレクトリとそれらの下の各サブディレクトリのサイズを合わせて表示する 

-a

指定したディレクトリ内の各ファイルと各サブディレクトリのサイズと合計ブロック数を表示する 

-s

指定したディレクトリ内の合計ブロック数を表示する 

directory ...

調べたい 1 つ以上のディレクトリを指定する 

例 - ディレクトリ、サブディレクトリ、およびファイルのサイズを表示する

次の例は、2 つのディレクトリとそれらのすべてのサブディレクトリのサイズを表示します。


$ du -s /var/adm /var/spool/lp
130     /var/adm
40      /var/spool/lp

次の例は、2 つのディレクトリとそれらのすべてのサブディレクトリとファイルのサイズ、および各ディレクトリ内の合計ブロック数を表示します。


$ du /var/adm /var/spool/lp
2       /var/adm/log
2       /var/adm/passwd
2       /var/adm/acct/fiscal
2       /var/adm/acct/nite
2       /var/adm/acct/sum
8       /var/adm/acct
2       /var/adm/sa
2       /var/adm/sm.bin
130     /var/adm
4       /var/spool/lp/admins
2       /var/spool/lp/fifos/private
2       /var/spool/lp/fifos/public
6       /var/spool/lp/fifos
2       /var/spool/lp/requests/starbug
4       /var/spool/lp/requests
2       /var/spool/lp/system
2       /var/spool/lp/tmp/starbug
2       /var/spool/lp/tmp/.net/tmp/starbug
4       /var/spool/lp/tmp/.net/tmp
2       /var/spool/lp/tmp/.net/requests/starbug
4       /var/spool/lp/tmp/.net/requests
10      /var/spool/lp/tmp/.net
14      /var/spool/lp/tmp
40      /var/spool/lp

ローカル UFS ファイルシステムのユーザー割り当てを表示する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、ユーザー、ディレクトリまたはファイルシステム、1024 バイト単位のブロック数を表示します。


    # quot [-a] [filesystem]

    -a

    マウントされている各 UFS ファイルシステムの全ユーザーと 1024 バイト単位のブロック数を表示する 

    filesystem

    UFS ファイルシステム。ユーザーと使用されているブロック数が表示される 


    注 -

    quot コマンドは、ローカル UFS ファイルシステムに対してだけ使用できます。


例 - ローカル UFS ファイルシステムのユーザー割り当てを表示する

次の例では、ルート (/) ファイルシステムのユーザーが表示され、次にマウントされているすべての UFS ファイルシステムのユーザーが表示されます。


# quot /
/dev/rdsk/c0t0d0s0:
43340   root    
 3142   rimmer   
   47   uucp    
   35   lp      
   30   adm     
    4   bin     
    4   daemon  
# quot -a
/dev/rdsk/c0t0d0s0 (/):
43340   root    
 3150   rimmer  
   47   uucp    
   35   lp      
   30   adm     
    4   bin     
    4   daemon  
/dev/rdsk/c0t0d0s6 (/usr):
460651  root    
206632  bin     
  791   uucp    
   46   lp      
    4   daemon  
    1   adm     
/dev/rdsk/c0t0d0s7 (/export/home):
    9   root    

古いファイルと使用されていないファイルの検索と削除

ファイルの数が非常に多くなったファイルシステムを整理する場合、最近使用されていないファイルを見つけて削除します。使用されていないファイルは ls または find コマンドを使用して見つけることができます。詳細は、ls(1)find(1) のマニュアルページを参照してください。

ディスク容量を節約するその他の方法としては、/var/tmp または /var/spool 内にあるような一時ファイルを空にしたり、core ファイルやクラッシュダンプファイルを削除したりするなどが含まれます。これらのファイルの詳細は、第 39 章「システムクラッシュ情報の生成と保存」を参照してください。

最新ファイルのリストを表示する方法

次のように ls -t コマンドを使用して、最も最近に作成または変更されたファイルから順番にファイルのリストを表示します。


$ ls -t [directory]

-t

最新タイムスタンプをリストの最初としてソートする 

directory

ファイルを探したいディレクトリ 

例 - 最新ファイルのリストを表示する

次の例は、ls -t をどのように使用して /var/adm ディレクトリ内の最新のファイルを見つけるかを示しています。sulog が最も新しく作成または変更されたファイルです。


$ ls -tl /var/adm
total 134
-rw-------   1 root     root         315 Sep 24 14:00 sulog
-r--r--r--   1 root     other     350700 Sep 22 11:04 lastlog
-rw-r--r--   1 root     bin         4464 Sep 22 11:04 utmpx
-rw-r--r--   1 adm      adm        20088 Sep 22 11:04 wtmpx
-rw-r--r--   1 root     other          0 Sep 19 03:10 messages
-rw-r--r--   1 root     other          0 Sep 12 03:10 messages.0
-rw-r--r--   1 root     root       11510 Sep 10 16:13 messages.1
-rw-r--r--   1 root     root           0 Sep 10 16:12 vold.log
drwxr-xr-x   2 root     sys          512 Sep 10 15:33 sm.bin
drwxrwxr-x   5 adm      adm          512 Sep 10 15:19 acct
drwxrwxr-x   2 adm      sys          512 Sep 10 15:19 sa
-rw-------   1 uucp     bin            0 Sep 10 15:17 aculog
-rw-rw-rw-   1 root     bin            0 Sep 10 15:17 spellhist
drwxr-xr-x   2 adm      adm          512 Sep 10 15:17 log
drwxr-xr-x   2 adm      adm          512 Sep 10 15:17 passwd

古いファイルと使用されていないファイルを見つけて削除する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、指定した日数の間アクセスのないファイルを見つけて、ファイルにそれらのリストを書き込みます。


    # find directory -type f[-atime + nnn] [-mtime + nnn] -print > filename
    

    directory

    ファイルを調べたいディレクトリ。この下のディレクトリも調べられる 

    -atime +nnn

    指定した日数の間アクセスのないファイルを見つける 

    -mtime +nnn

    指定した日数の間変更のないファイルを見つける 

    filename

    使用されていないファイルのリストが書き込まれるファイル名

  3. 上の手順でリストに書き込んだ使用されていないファイルを削除します。


    # rm `cat filename`
    

    filename

    上の手順で作成されるファイルの名前で、使用されていないファイルのリストを含む 

例 - 古いファイルと使用されていないファイルを見つけて削除する

次の例では、/var/adm 内の通常のファイルと、最近 60 日間アクセスされていないディレクトリを見つけ、使用されていないファイルのリストを /var/tmp/deadfiles に保存しています。それらのファイルはその後 rm コマンドで削除されます。


# find /var/adm -type f -atime +60 -print > /var/tmp/deadfiles &
# more /var/tmp/deadfiles
/var/adm/log/asppp.log
/var/adm/aculog
/var/adm/spellhist
/var/adm/wtmpx
/var/adm/sa/sa13
/var/adm/sa/sa27
/var/adm/sa/sa11
/var/adm/sa/sa23
/var/adm/sulog
/var/adm/vold.log
/var/adm/messages.1
/var/adm/messages.2
/var/adm/messages.3
# rm `cat /var/tmp/deadfiles`
#

一時ディレクトリを一度にクリアする方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、/var/tmp ディレクトリに移動します。


    # cd /var/tmp
    

    注意 - 注意 -

    次の手順を実行する前に、正しいディレクトリにいることを確認してください。次の手順はカレントディレクトリ内のファイルをすべて削除します。


  3. カレントディレクトリ内のファイルとサブディレクトリを削除します。


    # rm -r *
    
  4. 不要な一時サブディレクトリやファイル、または古いサブディレクトリやファイルがある他のディレクトリに移動して、上の手順 3 を繰り返してサブディレクトリやファイルを削除します。

例 - 一時ディレクトリを一度にクリアする

次の例は、どのように /var/tmp ディレクトリを整理するかを示し、すべてのファイルとサブディレクトリが削除されたことを確認しています。


# cd /var/tmp
# ls
deadfiles           wxconAAAa0003r:0.0  wxconAAAa000NA:0.0
test_dir            wxconAAAa0003u:0.0  wxconAAAa000cc:0.0 
wxconAAAa000zs:0.0
# rm -r *
# ls
#

core ファイルを見つけて削除する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. core ファイルの探索を始めたいディレクトリに移動します。

  3. 次のように入力して、ディレクトリとサブディレクトリ内のすべての core ファイルを見つけて削除します。


    # find . -name core -exec rm {} ¥;
    

例 - core ファイルを見つけて削除する

次の例は、どのように find コマンドを使用して jones のユーザーアカウントから core ファイルを見つけて削除するかを示します。


# cd /home/jones
# find . -name core -exec rm {} ¥;

クラッシュダンプファイルを削除する方法

クラッシュダンプファイルは非常に大きくなる可能性があります。したがって、必要以上に長期間保存しないでください。

  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように入力して、クラッシュダンプファイルが格納されているディレクトリに変更します。


    # cd /var/crash/system
    

    system

    クラッシュダンプファイルを生成したシステム 


    注意 - 注意 -

    次の手順を実行する前に、正しいディレクトリにいることを確認してください。次の手順はカレントディレクトリ内のすべてのファイルを削除します。


  3. クラッシュダンプファイルを削除します。


    # rm *
    
  4. クラッシュダンプファイルが削除されていることを確認します。


    # ls
    

例 - クラッシュダンプファイルを削除する

次の例は、システム venus からどのようにクラッシュダンプファイルを削除するかと、クラッシュダンプファイルが削除されているかを確認する方法を示します。


# cd /var/crash/venus
# rm *
# ls
#