Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

スプーリング空間

「スプーリング空間」とは、印刷待ち行列内で要求を格納し、処理するためのディスク空間です。スプーリング空間は、どのシステムをプリンタサーバーとして指定するかを決定する場合の唯一重要な要素です。ユーザーがファイルの印刷要求を出すと、それらのファイルは印刷が完了するまで /var/spool/lp ディレクトリに格納されます。/var ディレクトリのサイズは、ディスクのサイズとディスクのパーティション分割方法によって異なります。スプーリング空間は、プリンタサーバーのハードディスク上の /var ディレクトリに割り当てられるか、ファイルサーバーからマウントされてネットワーク上でアクセスされます。


注 -

/var が別のスライスとして作成されていない場合、/var ディレクトリはルート (/) ファイルシステムの空間を使用します。これは、不十分な空間になる可能性があります。