Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

Perl5

汎用プログラミング言語である、Practical Extraction and Report Language (Perl) 5.005_03 は、一般にフリーソフトウェアとして入手可能なツールですが、Solaris 8 リリースには付属しています。Perl は、プロセス、ファイルおよびテキストの処理機能に優れ、グラフィックス、ネットワーク、World Wide Web (WWW) プログラミングなどの複雑なシステム管理作業を行うための標準開発ツールとして広く使用されています。

Perl5 には、動的にロード可能なモジュールフレームワークが含まれています。このモジュールフレームワークを使用すると、特定の作業に新しい機能を追加することができます。多くのモジュールが、http://www.cpan.org の Comprehensive Perl Archive Network (CPAN) から自由に入手できます。Solaris Perl のインストール時にシステムに組み込まれるコアモジュールには、CGI、NDBM_File、Getopt などがあります。これらのモジュールは、/usr/per15/5.00503 ディレクトリに置かれます。site_perl ディレクトリは初期設定では空の状態で、ローカルにインストールされた Perl5 モジュールを格納するためのディレクトリです。

詳細は、perldoc コマンドを次のように実行して、/usr/perl5/pod ディレクトリ内の Perl pod (ポータブルドキュメンテーション) を調べてください。


% cd /usr/perl5/pod 
% /usr/perl5/bin/perldoc perlfaq1.pod