すべての DHCP 管理機能は、コマンド行ユーティリティを使用しても実行することができます。表 8-2 に、各ユーティリティとその使用目的を示します。表内のコマンド名をクリックすると、各ユーティリティの使用方法を詳しく説明したマニュアルページが表示されます。
表 8-2 DHCP コマンド行ユーティリティ
DHCP コマンドのマニュアルページ |
説明と使用目的 |
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in.dhcpd(1M) | |
dhcpconfig(1M) |
テキスト形式のメニューシステムを提供するシェルスクリプトで、DHCP サーバーの構成に役立つ。dhcpconfig は、サーバーマシンのネットワークトポロジファイルから情報を収集し、初期構成に役立つ情報を作成する。dhcpconfig は、バックグラウンドで dhtadm と pntadm ユーティリティを使用して初期 dhcptab テーブルとネットワークテーブルを作成する |
dhtadm(1M) |
DHCP クライアント用の設定オプションとマクロの追加、削除、および変更に使用する。このユーティリティを使用するときは dhcptab ファイルを間接的に編集するため、dhcptab ファイルのフォーマットが正しいことが保証される。dhcptab ファイルは直接編集しないようにする |
pntadm(1M) |
DHCP ネットワークテーブルの管理に使用する。このユーティリティを使用すると、IP アドレスとネットワークを DHCP の管理下に (から) 追加 (削除) したり、指定した IP アドレスのネットワーク構成を変更したり、また DHCP の管理下にある IP アドレスとネットワークについての情報を表示したりできる |