Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

TCP のセグメンテーション

TCP はしばしば「接続指向型」プロトコルと呼ばれますが、これは、このプロトコルが、受信側ホストにデータが正常に到達したかどうかを確認するからです。 図 4-1 に、TCP プロトコルが rlogin コマンドからのストリームをどのように受け取るかを示してあります。TCP は、アプリケーション層から受け取ったデータをセグメントに分割し、各セグメントにヘッダーを添付します。

セグメントヘッダーには、送信側と受信側のポート、セグメント順序に関する情報、検査合計と呼ばれるデータフィールドが含まれています。両方のホストの TCP プロトコルがこの検査合計データを使用して、データがエラーなしに転送されたかどうかを判別します。