Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

NIS+ 別名テーブルの内容を表示する方法

aliasadm コマンドを使用するには、rootmail_aliases テーブルを所有する NIS+ グループのメンバー、またはテーブルを作成したユーザーでなければなりません。

例 - NIS+ mail_aliases テーブル全体を表示する場合

    aliasadm -l と入力して Return キーを押します。

これにより、別名によるアルファベット順に別名テーブルの内容が表示されます。


注 -

大きな別名テーブルがある場合、全体の内容の表示には、やや時間がかかることがあります。特定のエントリを検索する場合は、grep 検索機能を使用して特定のエントリを探し出すことができるように、出力をパイプを通して grep コマンドに入力してください (aliasadm -l | grep entry)。


例 - NIS+ mail_aliases テーブル内の個々のエントリを表示する場合

    aliasadm -m alias と入力して Return キーを押します。

別名エントリが表示されます。


# aliasadm -m ignatz
ignatz: ignatz@saturn # Alias for Iggy Ignatz

注 -

aliasadm -m オプションは、別名が完全に同じものだけを表示します。部分的に同じ文字列は表示しません。aliasadm -m オプションではメタキャラクタ (* および ? など) は使用できません。部分的に一致する文字列も表示したい場合は、aliasadm -l | grep partial-string と入力して Return キーを押してください。