Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

クライアント側フェイルオーバーを使用する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. NFS クライアント上で、ro オプションを使用してファイルシステムをマウントします。

    これは、コマンド行からも、オートマウンタを使用しても、または /etc/vfstab ファイルに次のようなエントリを追加することによっても実現できます。


    bee,wasp:/export/share/local  -  /usr/local  nfs  -  no  -o ro

    この構文は古いバージョンのオートマウンタでも受け入れられていましたが、ファイルシステムはマウントされてもフェイルオーバー機能は使用できなかったため、サーバーが選択されるだけでした。


    注 -

    異なるバージョンの NFS プロトコルを実行しているサーバーを、コマンド行や vfstab のエントリに混在させないでください。サポートしているプロトコルが NFS V2 のサーバーと V3 のサーバーとを混在できるのは、autofs を使用するときだけです。この場合、バージョン 2 かバージョン 3 のサーバーのうち、多い方が使用されます。