Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

Solaris 7 の NFS に対する拡張機能

Solaris 7 では、mount コマンドと automountd コマンドが拡張され、マウント要求で MOUNT プロトコルの代わりに公開ファイルハンドルも使用できるようになりました。これは、WebNFS サービスで使用されているのと同じアクセス方法です。公開ファイルハンドルを使用すると、ファイアウォールを越えたマウントが可能です。さらに、サーバーとクライアント間のトランザクションが少なくて済むため、マウントにかかる時間が短縮されます。

この機能拡張で、標準のパス名の代わりに NFS URL を使用することもできるようになりました。また、mount コマンドとオートマウンタのマップに -public オプションを指定すると、必ず公開ファイルハンドルを使用するようになります。