Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

mountd

これは、リモートシステムからのファイルシステムマウント要求を処理して、アクセス制御を行う RPC (リモートプロシージャコール) サーバーです。/etc/dfs/sharetab を調べることによって、リモートマウントに使用可能なファイルシステムと、リモートマウントを実行可能なシステムを判断します。-v-r の 2 つのオプションが使えます (mountd(1M) のマニュアルページを参照してください)。

-v オプションは、コマンドを詳細形式モードで実行します。クライアントが取得すべきアクセス権を NFS サーバーが決定するたびに、コンソールにメッセージが表示されます。この情報は、クライアントがファイルシステムにアクセスできない理由を調べるときに役立ちます。

-r オプションは、その後のクライアントからのマウント要求をすべて拒絶します。すでにファイルシステムがマウントされているクライアントには影響しません。