主要メッセージの手引き

"O"

Object is remote

原因

このエラーは、ローカルマシン上にないリソースをユーザーが共用しようとする場合、あるいはリモートマシン上にあるデバイスまたはパスの名前をマウントまたはマウント解除しようとする場合に発生します。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、EREMOTEerrno=66 です。

ok

原因

これは、OpenBoot PROM モニタのプロンプトです。このプロンプトからは、(ディスク、CD-ROM、またはネットワークからの) システムのboot、および go コマンドを使用した作業を再開できます。

対処方法

このプロンプトが突然表示された場合は、その前のメッセージを調べて、システムがクラッシュしていないかどうかを確認します。他のメッセージが表示されていない場合は、Stop-A を入力した直後かまたは新しいキーボードを接続した直後なら、go と入力して続行します。「ワークスペース」メニューからウィンドウシステムを再表示してください。

テクニカルノート

ファイルシステムを変更した場合は特に、まず fsck(1M) コマンドを実行してから、プロンプトから sync を呼び出してください。

open: no such device or address from FW-1

原因

デフォルトのルートディスク以外のディスクに FW-1 がインストールされています。Default Filter オプションが設定されている場合 (起動時にデフォルトフィルタが自動的にインストールされる場合)、デフォルトセキュリティポリシーは FW-1 によって $FWDIR からロードされるはずですが、$FWDIR があるパーティションがまだマウントされていません。この不整合がこのエラーの原因です。

対処方法

この問題を解決するには、次のように操作します。


# cp /$FWDIR/modules/fwmod.5.x.0 /etc/fw.boot/
# cp /$FWDIR/modules/fw.mkdev /etc/fw.boot/
# cp /$FWDIR/modules/fw.conf /etc/fw.boot/
/usr/kernel/drv に移動し、次のようにリンクを変更します。

fw -> /etc/fw.boot/fwmod.5.x.0
fw.conf -> /etc/fw.boot/fw.conf

Operation already in progress

原因

すでに進行中の操作がある非ブロックオブジェクト上で操作を試みました。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、EALREADYerrno=149 です。

Operation canceled

原因

関連する非同期操作が完了前にキャンセルされました。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、ECANCELEDerrno=47 です。

operation failed [error 185], unknown group error 0, string

原因

新規に作成したグループに admintool を使用してユーザーを追加すると、admintool はこのエラーを発行します。

対処方法

パッチ #101384-05 を適用してバグ ID 1151837 を修正し、バグ ID 1153087 を回避します。

Operation not applicable

原因

このエラーは、アプリケーションが要求した機能をシステムがサポートしていないことを示します。

対処方法

システムのベンダにアップグレードを依頼するか、またはアプリケーションのベンダまたは作成者にアップデートについて問い合わせてください。

テクニカルノート

このメッセージは、システムがその操作をサポートしていないことを示します。プログラミング関数が実装されていない場合、多くのモジュールでこのエラーが発生します。システムライブラリの呼び出し中に、このメッセージを表示するようなプログラムを作成している場合は、代替ライブラリ機能を探して使用してください。システムの今後のバージョンでは、この操作をサポートする可能性があります。詳細については、システムの『ご使用にあたって』を参照してください。

このエラーの記号名は、ENOSYSerrno=89 です。

Operation not supported on transport endpoint

原因

たとえば、データグラムトランスポートのエンドポイントの接続で接続を受け付けようとするとこのエラーになります。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、EOPNOTSUPPerrno=122 です。

Operation now in progress

原因

完了までに長時間を要する操作 (connect など) を、非ブロックオブジェクト上で試みました。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、EINPROGRESSerrno=150 です。

/opt/bin/jws: /solaris/bin/locate_dirs: not found

原因

このエラーメッセージは、/opt/bin/jws から /opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws にリンクして Java WorkShop を開始しようとすると発生します。フルパス名を入力すると動作しますが、jws と入力するとこのエラーになります。

対処方法

このエラーは、/opt/bin/jws が別のスクリプト $_SS_JWS_HOME/solaris/bin/locate_dirs を実行するスクリプト /opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws ではないために発生します。

/opt/bin/jws$_SS_HOME を正しく設定していません。これをパスから削除し、/opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws に置き換えます。この jws/opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws を戻します。

Option not supported by protocol

原因

プロトコルに対してオプションを取得または設定する際に、不正なオプションまたはレベルが指定されました。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、ENOPROTOOPTerrno=99 です。

out of memory

原因

システムで多数の大きなアプリケーションが実行されている場合、さまざまなプログラムでこのエラーが発生する可能性があります。通常、このメッセージは、システムがスワップ空間 (仮想メモリー) を使い果たしたことを示します。

対処方法

詳細は、「Not enough space」を参照してください。この状態のときに書き込まれたすべてのデータは、おそらく失われている可能性があります。

Out of stream resources

原因

STREAMS のオープン中に、STREAMS の待ち行列も SATREAMS のヘッドデータ構造も使用できませんでした。これは一時的な状態であり、他のプロセスがリソースを解放すれば回復できます。

テクニカルノート

このエラーの記号名は、ENOSRerrno=63 です。

overlapping swap volume

原因

追加のスワップとして使用するために rootdg にボリュームを作成し、これらを /etc/vfstab ファイルに追加すると、スワップボリュームがオーバーラップしていることを示すエラーメッセージが起動時に表示されます。

対処方法

これらのボリュームの名前を、swap1swap2、... というように変更します。

上記のように変更してもこのメッセージが表示される場合は、/sbin/swapadd スクリプトを編集します。次の行を探してください。


c=`$SWAP -l | grep -c '¥¥<'${special}'¥>'`
この行を次のように変更します。

c=`$SWAP -l | grep -c ''${special}''`