Solaris ネーミングの管理

パスワードの変更

新しいパスワードを作成するときは、「パスワードの必要条件」に示された必要条件を満たすようにします。

自分のパスワードの変更

自分のパスワードを変更するには、以下のように入力します。


station1% passwd

「古いパスワードの入力」、「新しいパスワードの入力」、「新しいパスワードの再入力 (確認のため)」という順にプロンプトが表示されるので、それに従って作業します。

他人のパスワードの変更

他人のパスワードを変更するには、以下のように入力します。

同じドメイン内の他のユーザー


passwd username

他のドメインのユーザー


passwd -D domainname username 

NIS+ 環境 (「passwd コマンドと NIS+ 環境」参照) で passwd コマンドを使用して他人のパスワードを変更する場合、passwd テーブルにおける該当ユーザーエントリへの変更権が必要になります。つまり、該当する passwd テーブルに対して変更権を持つグループのメンバーになる必要があります。このとき、該当ユーザーの古いパスワードや自分のパスワードを入力する必要はありません。確認のため新しいパスワードの入力を求めるプロンプトが 2 回表示されます。一致しない場合は、さらに 2 回入力する必要があります。

root のパスワードの変更

passwd コマンドで root のパスワードを変更した場合は、その直後に chkey -p を実行する必要があります。chkey -p を実行しないと、root で正しくログインできなくなります。

root のパスワードの変更手順は以下のとおりです。

  1. root でログインします。

  2. passwd コマンドで root のパスワードを変更します。nispasswd は使用しないでください。

  3. chkey -p を実行します。

    必ず -p オプションを使用します。