ドメイン中のユーザーのパスワード情報を表示するには、passwd コマンドを使用します。情報は、全ユーザーについて同時に表示することも、ユーザーごとに表示することもできます。
自分のパスワード情報
passwd -s |
ドメインの全ユーザーの情報
passwd -s -a |
他のユーザーの情報
passwd -s username |
表示できるのは、エントリおよび列のうち読み取り権を持っているものだけです。エントリの表示形式は以下のとおりです。
使用期間に関する情報が省略されたもの:username status
使用期間に関する情報が付加されたもの: username status mm/dd/yy min max warn expire inactive
フィールド |
説明 |
参照箇所 |
---|---|---|
username |
ユーザーのログイン名 |
|
status |
パスワードの状態。PS (アカウントにパスワードが存在する)、LK (パスワードがロックされている)、NP (アカウントにパスワードが存在しない) の 3 種類がある | |
mm/dd/yy |
パスワードが最後に変更された日付 (GMT で表す) |
|
min |
パスワード作成後の変更禁止期間 (日数) | |
max |
パスワードの有効期間 (日数) | |
warn |
「パスワードが間もなく無効になる」という警告が表示されるまでの日数 | |
expire |
パスワードの有効期限 (日付) | |
inactive |
ログインとログインの間隔の最大値 (日数)。ログインとログインの間隔がここで指定した日数を超えると、ログインができなくなる |
別のドメインの passwd テーブルのエントリを表示するには、-D オプションを使用します。
ドメイン中の全ユーザー
passwd -s -a -D domainname |
個々のユーザー
passwd -s -D domainname username |