Solaris 7 環境では、新しいコマンドとファイルを使用してリソースを共用し、NFS リソースを管理できます。特に、exportfs と /etc/exports は share、shareall および /etc/dfs/dfstab に置き換えられています。この新しいコマンドセットは、将来の分散ファイルシステムタイプが使用できるように設計されています。
NFS に関連付けられているデーモンのいくつかは、名前が変更されています。rpc.statd、rpc.lockd、および rpc.mountd は現在は、単に statd、lockd および mountd と呼ばれています。
SunOS 4 環境とは異なり、Solaris 7 にはクライアント側のブロック I/O デーモン (biod) はありません。これはカーネルスレッドに置き換えられています。また、NFS デーモンである nfsd も、複数のコピーを生成して要求を平行処理しないように変更されています。
このリリースに組み込まれているその他の機能は、次のとおりです。
TCP 上の NFS
NFS バージョン 3
改善された NFS ロックマネージャ
アクセス制御リスト (ACL) のサポート
WebNFSTM
NFS クライアントフェイルオーバ
NFS ファイルシステムの Kerberos サポート
NFS 大型ファイルのサポート
これらの機能については、『NFS の管理』で説明しています。