Solaris 移行ガイド (追補)

第 9 章 ファイルシステムの管理

この章は、ファイルシステム管理に関する変更点について、『Solaris 移行ガイド』の情報を更新します。

この章には以下が含まれます。

Solaris 8 オペレーティング環境に関する変更点

Solaris 8 オペレーティング環境に追加された新機能には次のものが含まれます。

ファイルシステムの変更

この節では、UDF ファイルシステムに関する情報を提供します。また、仮想ファイルシステムに関する現行マニュアルへの更新リファレンスも提供します。

Universal Disk Format (UDF) ファイルシステム

Solaris 8 オペレーティング環境では、Universal Disk Format (UDF) ファイルシステムがサポートされています。UDF は光学式媒体上に情報を格納するための業界標準フォーマットです。これは、次のコンポーネント上の UDF ファイルシステム間のデータ交換のために使用可能です。サポートされているハードウェア上の CD-ROM、ディスク、フロッピーディスク、デジタルバーサタイルディスク (DVD)、またはデジタルビデオディスク (DVD)、つまり、DVD-ROM。UDF ファイルシステムは動的にロード可能な 32 ビットおよび 64 ビットのモジュールとして提供されます。これには、ファイルシステムを作成、マウント、およびチェックするシステム管理ユーティリティが組み込まれています。UDF ファイルシステムがマウントされると、ユーザーは、標準システムコールで UDF ファイルおよびディレクトリにアクセス可能なデバイスおよびアプリケーションから、ファイルを読み出し、書き込み、または一覧にすることができます。追加情報については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「Universal Disk Format (UDF) ファイルシステムの使用」を参照してください。

疑似ファイルシステム

疑似ファイルシステムに関する最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。

ファイルシステムの追加

SunOS リリース 5 における、/kernel/opt、および /vol ディレクトリの変更点については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

デフォルトのファイルシステムとディレクトリ

Solaris 移行ガイド』の情報を更新している、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

仮想ファイルシステムアーキテクチャ

仮想ファイルシステムに関する最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。

サポートされるファイルシステムの形式

SunOS リリース 5 のファイルシステム形式に関する情報は、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。

キャッシュファイルシステム (CACHEFS)

CacheFS に関する最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「キャッシュファイルシステム (手順)」を参照してください。

スワップファイルの変更

SunOS リリース 5 のスワップファイル情報に関しては、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「追加スワップ空間の構成 (手順)」を参照してください。

サポートされない SVR4 ファイルシステムの形式

サポートされていない SVR4 ファイルシステムの形式については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

汎用ファイルシステムコマンド

ファイルシステムコマンドに関する最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。

ディレクトリとファイルの変更

この節では、 SunOS リリース 4 と SunOS リリース 5.8 の間の、ディレクトリとファイルに関する変更点を説明します。

/dev ディレクトリ

/dev ディレクトリ構造については、『Solaris 移行ガイド』の情報を更新している、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

/etc ディレクトリ

SunOS リリース 5 の /etc/vfstab および /etc/shadow ファイルを含む、/etc ディレクトリおよびファイルに関する変更点については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

SunOS リリース 5.8 において rcrc.bootrc.local、および rc.single を置換した rc0 のような実行制御スクリプトに関する情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「実行レベル」を参照してください。

/etc ディレクトリ構造に関しては、『Solaris 移行ガイド』の情報を更新している、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

/sbin ディレクトリ

/sbin ディレクトリ構造に関しては、『Solaris 移行ガイド』の情報を更新している、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

/usr ディレクトリ

SunOS リリース 5 における /usr ディレクトリの変更点に関しては、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

/usr ディレクトリ構造に関しては、『Solaris 移行ガイド』の情報を更新している、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

/var ディレクトリ

SunOS リリース 5 の /var ディレクトリ構造に関する情報は、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

SunOS リリース 5.8 では、システム再起動時に必要ない一時システムファイル用保管場所として、/var/run ディレクトリが追加されました。/tmp ディレクトリは引き続き、システムに認識されていない一時ファイルの保管場所です。

/var ディレクトリに関する最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。

/kernel ディレクトリ

SunOS リリース 5 における /kernel ディレクトリの変更点に関しては、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

/kernel ディレクトリの構造に関しては、『Solaris 移行ガイド』の情報を更新している、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

/opt ディレクトリ

SunOS リリース 5 における /opt ディレクトリの変更点に関しては、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

/sys ディレクトリ

SunOS リリース 5 における /sys ディレクトリの変更点に関しては、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

ファイルシステム管理コマンドの使用

次のファイルシステム操作は、 SunOS リリース 5.7 で変更されています。SunOS リリース 5.8 のファイルシステム管理に関する最新情報については、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。

ファイルシステムのマウントと autofs

SunOS リリース 5 におけるファイルシステムのマウント方法に関する変更点については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。

現行の手順に関しては、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムのマウントとマウント解除」を参照してください。

ファイルシステムの監視

SunOS リリース 5 におけるファイルシステムの監視に関する情報の変更については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 2 巻)』の「ディスク使用の管理」を参照してください。

ファイルシステムの共用

SunOS リリース 5 におけるエクスポートされた (共用された) ファイルシステムに関する情報の変更については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 3 巻)』の「リモートファイルシステムの管理」を参照してください。

新しいファイルシステムの作成

SunOS リリース 5 における mkfs(1M) コマンドに関する情報の変更については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

newfs(1M) および mkfs(1M) コマンドについての最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「UFS ファイルシステム」を参照してください。

ファイルシステムのチェック

SunOS リリース 5 における fsck(1M) コマンドに関する情報の変更については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

fsck(1M) コマンドについての最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステム整合性チェック」を参照してください。

ファイルのバックアップと復元

SunOS リリース 5 における backup および restore コマンドに関する情報の変更については、『Solaris 移行ガイド』を参照してください。

データのバックアップと復元に関する情報のリファレンス、および usfsdumpusfsrestoreddtarcpio コマンドについての最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「データのバックアップと復元」を参照してください。

UFS ログ

UFS ログの使用方法の最新情報は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』の「ファイルシステムの管理」を参照してください。