サポートするスクリプトが増えたために、en_US.UTF-8 ロケールで実行される Solaris 8 DtMail は以下に示す各種の MIME 文字セットをサポートします。
US-ASCII (7 ビット US ASCII)
UTF-8 (Unicode の UCS Transmission Format 8)
UTF-7 (Unicode の UCS Transmission Format 7)
ISO-8859-1 (Latin-1)
ISO-8859-2 (Latin-2)
ISO-8859-3 (Latin-3)
ISO-8859-4 (Latin-4)
ISO-8859-5 (Latin/ キリル文字)
ISO-8859-6 (Latin/ アラビア語)
ISO-8859-7 (Latin/ ギリシャ文字)
ISO-8859-8 (Latin/ ヘブライ語)
ISO-8859-9 (Latin-5)
ISO-8859-10 (Latin-6)
ISO-8859-15 (Latin-9)
KOI8-R (キリル文字)
ISO-2022-JP (日本語)
ISO-2022-KR および EUC-KR (韓国語)
ISO-2022-CN (簡体字中国語)
ISO-2022-TW (繁体字中国語)
ISO-8859-13 (Latin-7/ バルト諸言語)
ISO-8859-14 (Latin-8/ ケルト語)
KOI8-U (キリル文字 / ウクライナ語)
Shift_JIS (Shift JIS での日本語)
BIG5 (BIG5 での繁体字中国語)
GB2312 (EUC での簡体字中国語)
TIS-620 (タイ語)
UTF-16 (Unicode の UCS Transmission Format 16)
UTF-16BE (Unicode の UTF-16 Big-Endian)
UTF-16LE (Unicode の UTF-16 Little-Endian)
これによって、世界中のどの地域のどの MIME 文字セットで符号化された電子メールでも、ほとんどの場合は 1 つの DtMail のインスタンスだけで表示できます。到着した電子メールは、指定されている MIME 文字セットと Content-Transfer-Encoding を DtMail が判断して複合化します。
しかし送信の場合は、en_US.UTF-8 ロケールでデフォルトに指定されている MIME 文字セットを使用するのでなければ、受信者のメールユーザーエージェント (メールクライアント) が理解できる MIME 文字セットを指定する必要があります。送信する電子メールの文字セットを切り替えるには、「New Message」ウィンドウで <CONTROL> + <y> を押すか、「Format」メニューボタンをクリックしてから、「Change Char Set」ボタンをクリックします。使用可能な次の文字セットが、「Send」ボタンの上の左下隅に表示されます。
電子メールのヘッダーか本体に、その MIME 文字セットで表せない文字が含まれていると、システムはすべての文字を表せる UTF-8 に自動的に切り替わります。
メッセージに 7 ビット US-ASCII 文字しか使用されていない電子メールは、デフォルトの MIME 文字セットは US-ASCII です。このような電子メールは、すべてのメールユーザーエージェントで文字や情報の欠落なしに解釈できます。
複数のスクリプトの文字が含まれている電子メールの、デフォルトの MIME 文字セットは UTF-8 です。この場合、UTF-8 の 8 ビット文字はすべて Quoted-Printable エンコーディングによって符号化されます。MIME、登録されている MIME 文字セット、および Quoted-Printable エンコーディングについての詳細は、RFC 2045、2046、2047、2048、2049、2279、2152、2237、1922、1557、1555、1489 を参照してください。