国際化対応言語環境の利用ガイド

水平タブ

複合文字列内にタブ文字を用いてテキストの配置を制御できます。画面上でこれらの文字を解釈するために、ウィジェットはその複合文字列に対する有効なレンディションを参照して、タブストップのリストを検索します。ただし、動的なウィジェット (TextField および XmText) では、レンディションのタブリソースは使用されません。これらのウィジェットでは、式 8*(文字 0 の幅) によりタブの幅が計算されます。

タブは、表示される複合文字列の左マージンからの距離として測定されます。レイアウト方向が右から左の場合は、右マージンから測定されます。タブにより挿入される空白文字は、レイアウト方向の指定 (XmNlayoutDirection) に従ってテキストの右側または左側に挿入されます。どちら側に挿入されるかはテキストの方向 (たとえばアラビア語の場合右から左、英語の場合は左から右) には依存しません。

タブに続くテキストの位置は常にタブストップの位置に揃えられます。タブストップはウィジェットの始点から計算されます。この始点の位置は XmNlayoutDirection に依存します。タブの動作、およびテキストの方向性や XmNlayoutDirection との関連性について、次の図に示します。

この図で用いた入力は abc¥tdef¥tgh です。

図 7-2 タブ動作

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