XTI/TLI とソケットインタフェース
XTI/TLI とソケットとでは、同じタスクの処理方法が異なります。たいていの場合、両者は、機能的には同様な機構とサービスとを提供しますが、ルーチンや低レベルのサービスで 1 対 1 の互換性があるわけではありません。アプリケーションを移植しようとする場合は、XTI/TLI インタフェースとソケットベースのインタフェースとの間の類似点や相違点をよく知る必要があります。
トランスポートの独立性に関しては、次の問題があります。これらの問題は、RPC アプリケーションにも関係があります。
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特権ポート (Privileged ports) - 特権ポートは、TCP/IP インターネットプロトコルのバークレー版のソフトウェア配布 (BSD) を実装するために開発された機能です。特権ポートは移植可能ではありません。特権ポートの概念は、トランスポートに依存しない環境ではサポートされません。
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あいまいなアドレス (Opaque addresses) - ホストを指定するアドレス部分と、そのホスト上でのサービスを指定するアドレス部分とを、トランスポートに依存しない方法で区別することはできません。ネットワークサービスのホストアドレスを認識できることを前提としたコードは必ず変更してください。
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ブロードキャスト (Broadcast) - トランスポートに依存しない形態のブロードキャストアドレスはありません。