ネットワークインタフェース

XTI インタフェースへの追加

XNS 5 (Unix98) 標準に新規の XTI インタフェースが導入されました。これらの XTI インタフェースについて、以下に簡単に説明します。詳細については、関連するマニュアルページを参照してください。TLI ユーザーはこれらのインタフェースを使用できません。

データの配布および収集転送インタフェース

t_sndvudata(3NSL)

1 つまたは複数の非連続バッファー上のデータ単位を送信する

t_rcvvudata(3NSL)

1 つまたは複数の非連続バッファーにデータ単位を受信する

t_sndv(3NSL)

接続時に、1 つまたは複数の非連続バッファー上のデータまたは優先データを送信する

t_rcvv(3NSL)

接続を経由して受信したデータまたは優先データを、1 つまたは複数の非連続バッファーに格納する

XTI ユーティリティ関数

t_sysconf(3NSL)

構成可能な XTI 変数を取得する

追加の接続解放インタフェース

t_sndreldata(3NSL)

ユーザーデータを使用して正常型解放を発行したり、応答したりする

t_rcvreldata(3NSL)

正常型解放指示やユーザーデータが含まれる確認を受け取る


注 -

追加のインタフェースである t_sndreldata(3NSL)t_rcvreldata(3NSL) は、"最小 OSI"と呼ばれる固有のトランスポートでだけ使用されます。最小 OSI は、Solaris プラットフォームではサポートされていません。これらのインタフェースは、インターネットトランスポート (TCP または UDP) と併用することはできません。