接続が失敗する場合はエラーが返されます (しかし、システムによってバインドされたアドレスは残る)。成功すると、ソケットがサーバーと関連付けられ、データ転送を開始できます。
表 2-2 は、接続が失敗する場合に返される一般的なエラーをいくつか示しています。
表 2-2 ソケット接続エラー
ソケットエラー |
エラーの説明 |
---|---|
ENOBUFS |
呼び出しをサポートするためのメモリーが足りない |
EPROTONOSUPPORT |
不明なプロトコルの要求 |
EPROTOTYPE |
サポートされないソケットタイプの要求 |
ETIMEDOUT |
指定された時刻に接続が確立されていない。これは、宛先ホストがダウンしているか、あるいはネットワーク内の障害で伝送が中断される場合に発生する |
ECONNREFUSED |
ホストがサービスを拒否した。これは、要求されたアドレスにサーバープロセスが存在しない場合に発生する |
ENETDOWN または EHOSTDOWN |
これは、基本通信インタフェースが配信するステータス情報によって起こる |
ENETUNREACH または EHOSTUNREACH |
このオペレーションエラーは、ネットワークまたはホストに対する経路がないため、あるいは中間ゲートウェイまたは切り替えノードが返すステータス情報が原因で起こる。返されるステータスが十分でないために、ダウンしているネットワークとダウンしているホストが区別できない場合もある |