ネットワークインタフェース

コネクションレスモードルーチン

コネクションレスモードトランスポートサービスには 2 つのフェーズ (処理段階) があります。ローカル管理とデータ転送です。ローカル管理フェーズはコネクションモードサービスにおけるのと同じローカル処理の定義を行います。

データ転送フェーズは指定された対等ユーザーへデータユニット (通常データグラムと呼ばれる) の転送を可能にします。各データユニットは宛先ユーザーの転送アドレスとともに転送されます。t_sndudata(3NSL) は送信を行い t_rcvudata(3NSL) はメッセージの受信を行います。表 3-1 はコネクションレスモードデータ転送のすべてのルーチンの一覧です。

表 3-1 コネクションレスモードデータ転送のルーチン

コマンド 

説明 

t_sndudata

トランスポートの他ユーザーへメッセージを送信する。 

t_rcvudata

トランスポートの他ユーザーからのメッセージを受信する。 

t_rcvuderr

最後に送ったメッセージのエラー情報を検出する。