Xlib インタフェースから入力メソッド (IM) として ATOK8 を利用する場合、明示的な指定は必ずしも必要ありません。
ATOK8 は、起動時にそのディスプレイ上のデフォルトの入力サーバーとなるような設定を行うため、明示的に入力メソッド名として ATOK8 を指定しなくても ATOK8 を利用するようになります。たとえば atok8setup コマンドを実行した場合、 ATOK8 が入力サーバーになります。
ただし、ATOK8 起動時にすでに他の入力サーバーが起動されていて、それがデフォルトの入力サーバーになっている場合には、ATOK8 がデフォルトの入力サーバーになることはできません。たとえば、入力サーバー htt が起動されている状態でコマンド行から ATOK8 を起動したような場合にこの状況になります。 この状況で ATOK8 を利用するには、環境変数 XMODIFIERS を用いて次のロケール修飾子を明示的に指定する必要があります。
カテゴリ |
im |
値 |
atok8 |
指定方法は次のとおりです。
C シェルの場合
sun% setenv XMODIFIERS @im=atok8 |
Bourne シェルまたは Korn シェルの場合
$ XMODIFIERS=@im=atok8$ export XMODIFIERS |