ATOK7 の環境設定ファイル (resources) を修正してカスタマイズしている場合、ATOK8 でも同様の操作環境を設定できるものがあります。設定の有無と方法については表 8-3 ‾ 表 8-6 を参照してください。
表 8-3 ATOK8 環境設定ツールでの設定項目 (直接対応する設定項目あり)
モード |
環境設定ファイル内の記述 |
備考 |
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---|---|---|---|
項目名 |
値 |
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*xci*atok7.config.H |
0x2: 連文節変換 0x3: 自動変換 0x4: 単文節変換 |
「入力モード設定」ウィンドウの 「漢字変換モード」で設定する |
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*xci*atok7.config.M |
0x1: ローマ字漢字 (R漢) 0x2: カナ漢字 (カナ漢) 0x100: 半角英字漢字 (R漢) |
「入力モード設定」ウィンドウの「漢字入力モード」で設定する。 ただし、半角英字漢字 (R 漢) モードに相当する設定を行う場合は、「入力モード設定」ウィンドウの「漢字入力モード」で「R漢」を、「入力文字種」で「A(ア)」を選択する |
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*xci*atok7.config.C |
0x1: JIS 0x2: 区点 0x3: EUC 0x4: シフト JIS |
「入力モード設定」ウィンドウの「コード体系」で設定する |
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*xci*atok7.config.S: |
0x0: 学習 off 0x1: 学習 on |
「入力モード設定」ウィンドウの「辞書学習」で設定する。 ATOK8 の行う各種学習内容の設定は、「自動登録」でそれぞれについてオン・オフを選択できる |
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*xci*atok7.config.K: 0x1e |
以下の組み合わせを、先頭に 0x を付けた 16 進数で表す。
位置 0 のとき 1 のとき
bit 0 ハイフン(−) 長音(ー) bit 1 カンマ(,) 読点(、) bit 2 ピリオド(.) 句点(。) bit 3 角カッコ([]) かぎカッコ (「」) bit 4 スラッシュ(/) 中点(・) |
「入力モード設定」ウィンドウの「句読点モード」で設定する。 注意 - bit 0 ハイフン/長音の区分は ATOK7 では無効だったが、ATOK8 でも設定することはできない |
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送りがな モード (OKURI) |
*xci*atok7. config.OKURI |
0x0: 本則 0x1: 省く 0x2: 送る |
「入力モード設定」ウィンドウの「送り仮名」で設定する |
表 8-4 ATOK8 環境設定ツールでの設定項目 (直接対応する設定項目なし)
モード |
環境設定ファイル内の記述 |
備考 |
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---|---|---|---|
項目名 |
値 |
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*xci*atok7.config. USERDIC |
/var/mle/ja/atok7 /atok7usr.dic |
ATOK8 ではシステム辞書とユーザー辞書が一体となったため、個別の設定ではなく、環境設定ツールの「辞書ファイル設定」ウィンドウで複数辞書の選択機能を使って設定する。 ATOK7 辞書ファイル名を直接指定することはできないが、あらかじめatok8migdを使用して ATOK8 の辞書とマージすることによって、ATOK7 の登録単語を移行して使用することができる |
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*xci*atok7.config.D |
/usr/lib/mle/ja/ atok7/atok7xl.dic |
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*xci*atok7.config. ROMAJIX |
0x0: ATOK ローマ字変換 0x1: 標準ローマ字変換 |
ATOK8 の用意しているローマ字変換規則は 1 種類だが、環境設定ツールの「ローマ字カスタマイズ」ウィンドウでカスタマイズができる |
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*xci*atok7.bind. preedit.init |
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ATOK8 のキー割り当ては ATOK7 の場合と体系が異なっているため、環境設定ツールの「キーカスタマイズ ("機能からのカスタマイズ"または"キーからのカスタマイズ")」を用いて新たに設定する。 なお、あらかじめ ATOK7 のデフォルトキーに近い割り当てに設定した環境設定ファイル ( atok8.ucf.like7 ) をユーザーのディレクトリにコピーして、これをもとに必要に応じてカスタマイズを行うこともできる |
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Intermリージョン、Intermフィールド未変換状態キーバインド |
*xci*atok7.bind *preedit.edit |
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Intermリージョン、Intermフィールド変換状態キーバインド |
*xci*atok7.bind *preedit.conv |
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環境設定ツールの詳細については、『ATOK8 ユーザーズガイド』を参照してください。
モード |
環境設定ファイル内の記述 |
備考 |
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---|---|---|---|
項目名 |
値 |
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*xci*atok7.config. PREREAD |
0x0: 先読み解析する 0x1: 先読み解析しない |
環境設定ファイル atok8.ucf の項目「PREREAD」を変更する |
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*xci*atok7.config. JIKOHO |
0x0: 表示有効 0x1: 表示無効 |
環境設定ファイル atok8.ucf の項目「KOHOTMG」を変更することにより、候補ウィンドウを表示するまでの変換回数を指定できる。 表示されないように設定することはできないが、最大値の 254 に設定することで動作を擬似的に表示無効のようにさせることはできる |
環境設定ファイルの詳細については、『ATOK8 ユーザーズガイド』を参照してください。
モード |
環境設定ファイル内の記述 |
備考 |
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---|---|---|---|
項目名 |
値 |
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*xci*atok7.connect.type *xci*atok7.connect. hostName *xci*atok7.connect. rpc.program *xci*atok7.connect. rpc.version |
RPC localhost 160001 1 |
ATOK8 は両方の機能を統合し、左記のパラメタを使用していたプロセス間通信を廃止したため、設定の必要はなくなった |
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*xci*atok7. config.KIGOU |
0x0: 1 行固定表示 0x1:カスタマイズ表示 |
記号モード表示・メニュー表示・候補選択の複数行表示機能は ATOK8 では提供されない。 記号モード・メニュー表示・候補選択でのキー操作の割り当てについては、環境設定ツールの機能からのカスタマイズで設定する |
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*xci*atok7. config.MENU |
0x0: 1 行固定表示 0x1:カスタマイズ表示 |
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*xci*atok7.bind *lookup.init | |||
Selectionリージョン、Selectionフィールド選択中状態キーバインド |
*xci*atok7.bind *lookup.choice |