アポイントメントエディタ (Appointment Editor) ポップアップウィンドウから「アポイントメント」と「作業予定のリスト」を同じ方法でスケジューリングします。アポイントメントエディタウィンドウを表示するには、日を選択し、編集メニューから「アポイントメント」を選択します。
あるいは、(日表示の) 時間または (週または月表示の) 日付の上でセレクトボタンをダブルクリックして、アポイントメントエディタを表示することもできます。
アポイントメントエディタのウィンドウには、図 5-8 に示すように選択した日が自動的に表示され、スクローリングリストにスケジューリングされたアポイントメントのリストが示されます。
アポイントメントエディタのウィンドウには次の制御機能があります。
選択した日付を自動的に表示する「日付 (Date)」フィールド。別の日付を入力して追加アポイントメントをスケジューリングすることができます。カレンダマネージャの 「プロパティ (Properties)」ウィンドウで日付フィールドの形式を変更することができます。詳細については、「日付け表示形式プロパティ」を参照してください。
アポイントメントの時間設定に使う「開始 (Start)」と「終了 (Stop)」のセットの制御機能。時間メニューを使うか、またはテキストフィールドに数字を入力することができます。
時間メニューは、「開始 (Start)」および「終了 (Stop)」簡略メニューボタンによって利用できます。このメニューの時間の選択項目は、プロパティウィンドウの「日の境界 (Day Bounds)」設定によって決まります。詳細については、「カレンダマネージャのカスタマイズ」を参照してください。
開始時間を設定すると、終了時間は自動的に 1 時間後に設定されます。アポイントメントが 1 時間より長いときは、時間メニューから時間を選択するか、または時間をテキストフィールドに入力することで新しい終了時間を設定することができます。
時間メニューの最後の選択項目は「時間指定なし (No Time)」と「全日 (All Day)」です。「時間指定なし (No Time)」はアポイントメントに時間を設定したくないときに使います。「全日 (All Day)」を選択すると、アポイントメントは 12:00 a.m. から 11:59 p.m. までに設定されます。これは、「休暇日 (Vacation Day)」などの 1 日を指すアポイントメントに便利です。
「内容 (What)」フィールドには、アポイントメントまたは作業予定項目に関する情報を入力します。このフィールドの第 1 行目は、日、週、月表示で表示されます。したがって、先頭行ではアポイントメントについて説明しなければなりません。また、アポイントメントの場所、簡単な議題、またはアポイントメントに付随するメモなどアポイントメントに関する詳細を取り込むこともできます。
「アポイントメント (Appointment)」または、「予定 (To Do)」の設定。この設定を使うと、項目をアポイントメントと見なすか、作業予定項目と見なすかを選択できます。詳細については、「アポイントメントリストまたは作業予定リストの表示」を参照してください。
「カレンダ (Calendars)」と「挿入 (Insert Access)」では、選択されたカレンダにどのようなパーミッションがあるかを示します。「カレンダマネージャのカスタマイズ」を参照してください。
「プライバシー設定 (Privacy Setting)」を使うと、専用アポイントメントを作成することができます。「時間表示 (Show Time Only or Show Time and Text)」または 「表示なし (Show Nothing)」などのオプションを選択すると、自分のアポイントメントまたは作業予定項目を、他のユーザから参照できない状態にすることができます。アポイントメント時間を含むアポイントメントはその他すべてのユーザから完全に隠されます。プロパティメニューでこのデフォルトを変更することができます。「カレンダマネージャのカスタマイズ」を参照してください。
「プライバシー (Privacy)」 設定を使って「表示なし (Show Nothing)」アポイントメントを作成すると、他のユーザはだれもカレンダをブラウズするときにアポイントメントがその時間帯にスケジュールされていることに気付きません。複数のカレンダを使う場合に、その時間帯がすでにスケジューリングされていることがわからないため、他のユーザがその時間帯に別のアポイントメントをスケジューリングする可能性があります (詳細については、「複数のカレンダのベースウィンドウ」を参照してください)。
「警報 (Alarm)」は、アポイントメントの通知方法を制御します。アポイントメントごとに希望する数の警報制御機能を使うことができます。それぞれの警報設定では、簡略メニューボタンを使って数字をテキストフィールドに入力して分、時間、または日の間隔で事前警報を設定することができます。
「警告音 (Beep)」と「フラッシュ (Flash)」設定を使うと、カレンダマネージャがクローズしているときはカレンダマネージャアイコンが警告音を発信して点滅します。カレンダマネージャがオープンしているときはカレンダマネージャウィンドウ自体が警告音を発信して点滅します。「ポップアップ (PopUp)」を選択すると、ポップアップに指定した時刻にアポイントメント情報を示す「アポイントメントメモ」ウィンドウが表示されます。「メール設定 (Mail setting)」を選択すると、メモが自動的に送信先テキストフィールドに入力した電子メールアドレスに送られます。
「繰り返し (Repeat)」は、アポイントメントの反復方法を制御します。アポイントメントが個別、毎日、毎週、隔週、毎月一定日 (たとえば、毎月の初日と 15 日など)、毎月一定週日 (たとえば、毎月の第 3 火曜日など)、毎年、月曜から金曜まで、月曜、水曜、金曜、火曜から木曜まで、あるいは決まった日、週、月の繰り返し (「繰り返し単位」) などを指定できます。アポイントメントを繰り返すときは、日、週、または月ごとにアポイントメントの反復回数を「繰り返し回数 (For:)」フィールドに設定することができます。また、日、週、または月の反復量の制限値を設定することもできます。
メールツールからアポイントメントエディタにアポイントメントをドラッグ&ドロップすることができます。
カレンダマネージャのプロパティウィンドウからアポイントエディタ ウィンドウのデフォルト設定を変更することができます。プロパティの詳細については、「カレンダマネージャのカスタマイズ」を参照してください。
アポイントメントの作成と編集を行うには、デフォルトのアポイントメントエディタウィンドウの一番下にあるボタンのセットを使います。「挿入 (Insert)」、「削除 (Delete)」、「変更 (Change)」、「リセット (Reset)」ボタンの使い方については、「アポイントメントと作業予定項目のスケジューリング」、「アポイントメントの削除」、 「アポイントメントの編集」を参照してください。