OpenWindows ユーザーズガイド

スナップショットのトラブル

スナップショットでの潜在的な問題点は、他のアプリケーションでは使えないようなサイズのラスタファイルを作成することです。以下でこの問題について説明します。

他のアプリケーションでのスナップショットファイルの使用方法

他のアプリケーションでスナップショットファイルを使うことが困難な場合があります。その原因は、グレースケールモニタまたはカラーモニタからのスナップショットを白黒画像しか扱えないアプリケーションに組み込もうとしたためです。

ラスタファイルには高さ、幅、および深さの 3 つのディメンションがあります。白黒のラスタファイルは深さ 1 ビットです。グレースケールおよびカラーのラスタファイルは、通常、深さ 8 ビットです。自然色のラスタファイルは深さ 24 ビットです。4 ビットの画面でスナップショットを取った場合、これは 8 ビットのラスタファイルとして保存されます。

ラスタファイルの深さは、シェルツールまたはコマンドツールのプロンプトで file <ラスタファイル名> と入力するか、またはファイルマネージャからファイルを選択して 情報ウィンドウを表示することによって調べられます。図 A-3 に示した例では、最後が .rs で終わるすべてのファイルのファイル特性が示されています。このリストには、8 ビットのラスタファイル (snapshot.rs) が 1 つあり、残りはすべて 1 ビットのファイルです。

図 A-3 file コマンドによるリストの例

Graphic

ある画像を、ユーザのモニタと同じ深さに変換する最善の方法は、イメージツールを使うことです。スナップショットを取り、それを表示します。カラー項目から「モノクロ」を選択して、「保存」ボタンを押します。第 13 章「イメージツール」を参照してください。