この節では、テープツールに関して発生する共通の問題点、およびその可能な解決策について説明します。
tar テープからファイルを読み出しているときに checksum エラーを受け取った場合、テープ上のブロックサイズとユーザの指定したブロックサイズが一致していない可能性があります。
ブロックサイズを訂正するには、テープツールのプロパティウィンドウからブロック I/O を選択します。表示されるテキストフィールドで、(テープからの) 正しいブロックサイズを入力してください。
テープからファイルを取り出し、これらのファイルがユーザの指定する宛先ディレクトリにコピーされない場合、テープの内容をリストし、ファイル名の前に絶対パス名が付けられているかどうか確認します。絶対パス名を持つファイルを取り出したとき、そのパスは宛先ディレクトリとして使われます。
システムインストール時にテープ装置を接続していなければ、テープ装置名は自動的にシステム構成に取り込まれません。
最初のシステムインストールの後でテープ装置を追加したが、その後でシステムを再起動しなかった場合に、このエラーメッセージが表示されます。システムを再構成して新しいテープ装置名を組み込むには、システムをシャットダウンして次のようなフラグを使用して再起動して下さい。
OK プロンプトに対して次のように入力します。
boot -r |
boot> プロンプトに対して次のように入力します。
b -r |