右ききユーザ用のキーボードで使われるフィルタの例として、サンプルファイル /usr/lib/.textswrc を表示して内容を見てください。このファイルをホームディレクトリにコピーしたあと、フィルタバインディングをまだ使われていないファンクションキーに追加します。
各 .textswrc ファイルエントリの基本書式を示します。
キー名 FILTER コマンド行
次のような文を .textswrc ファイルに入れることによってファンクションキーのどれかに機能を割り当てることができます。
/* * Note that: * insert_brackets /* */ does NOT work * double quotes are needed */ KEY_TOP(10) FILTER insert_brackets "/* " " */"
この例は、C 言語のコメントマーカをテキストの前後に入れる方法を示しています。 .textswrc ファイルにこの例を入力し、ファイルを保存します。次に、この追加機能を使うために、新しいテキストエディタを起動します。.textswrc ファイルへの変更は、テキストエディタを新たに起動して初めて有効になります。次にテキストを選択してキーを押します。テキストは、/* と */ で囲まれたそれ自体のコピーに置き換えられます。 .textswrc ファイルのコメントの C に似た構文に注意してください。
.textswrc ファイルでフィルタを定義するときは、フィルタがサーチパスによってアクセス可能なディレクトリになければならないことに注意してください。コマンドが見つからないか、またはフィルタの起動に何らかの障害があると、ドキュメントで変更は行われません。