数値を特定の基数で出力することや、表 4-19 に示すコマンドを利用して演算の基数を変更することもできます。
表 4-19 基数の変更
コマンド |
スタックダイアグラム |
説明 |
---|---|---|
.d |
( n -- ) |
基数を変更しないで n を 10 進で表示します。 |
.h |
( n -- ) |
基数を変更しないで n を 16 進で表示します。 |
base |
( -- addr ) |
基数を格納している変数。 |
decimal |
( -- ) |
基数を 10 進に設定します。 |
d# number |
( -- n ) |
number を 10 進に変換します。基数は変更されません。 |
hex |
( -- ) |
基数を 16 進に設定します。 |
h# number |
( -- n ) |
number を 16 進に変換します。基数は変更されません。 |
d# 、h# の各コマンドは、現在の基数を明示的に変更しないで、特定の数値を別の基数で入力するときに便利です。
ok decimal (基数を 10 進に変更) ok 4 h# ff 17 2 4 255 17 2 ok |
.d および .h コマンドの機能は、現在の基数設定にかかわりなく、値をそれぞれ 10 進または 16 進で表示する点を除いて、「.」と同じです。次の例を参照してください。
ok hex ok ff . ff .d ff 255 |