サービスロケーションプロトコルの管理

経路指定されていない複数のネットワークインタフェースを構成する場合の検討事項

ネットワークにおいてマルチキャストルーティングがオフになっていても、マルチホームホスト上のインタフェース間のユニキャストルーティングが有効な場合は、マルチホームホスト上の DA に、サブネット間のサービス通知をブリッジさせるよう net.slp.interfaces プロパティを構成することができます。ユニキャストはインタフェース間を経路指定しているため、サービスが置かれているサブネットと異なるサブネット上のホストは、サービス URL を受信すればそのサービスに接続することができます。DA がない場合は、特定のサブネット上の SA サーバーが同じサブネット上に出されたブロードキャストのみを受信するので、そのサブネット以外にサービスを置くことはできません。

net.slp.interfaces の構成が必要な最も一般的なケースは、マルチキャストがネットワークに配置されておらず、代わりにブロードキャストが使用されている場合です。その他の場合は、不必要な応答の重複や到達できないサービスを避けるために、入念に検討および計画を行なってください。