OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

ログインシェル

2 章以降では、SunOS のコマンドを使います。システムに対してコマンドを入力すると、実際にはシェルと呼ばれるコマンド・インタプリタプログラムに情報を提供することになります。シェルプログラムは提供された情報を読み取り、適切なアクションをシステム内部で実行させます。

SunOS のデフォルトシェルは Bourne シェルですが、オペレーティングシステム内部で C シェルおよび Korn シェルという別の 2 種類のシェルプログラムを利用することもできます。これらのシェルには、それぞれ独自の機能があります。


注 -

man コマンドで各シェルプログラムを含む SunOS の各コマンドのマニュアルページを表示できます。マニュアルページについての詳細は、第 2 章「SunOS の基本コマンド」man コマンドによるマニュアルページの表示」を参照してください。


初めてシステムにログインした (またはコマンドツールやシェルツールのウィンドウを新たに開く) ときにコマンドプロンプトが表示された場合は、シェルプログラムが自動的に起動されたことを意味します。このシェルは、ログインシェルと呼ばれます。システム管理者が別のシェル (C シェルまたは Korn シェル) を設定している場合は、ログインシェルは SunOS のデフォルト (Bourne シェル) にはなりません。

すでに述べたように、各シェルには独自の機能があります。あるシェルで利用できるコマンドや手続きが他のシェルでは利用できない場合もあります。この点を考慮してこのマニュアルでは、SunOS のデフォルト (Bourne シェル) で利用できないコマンドや手続きを例示する場合は、該当する箇所でその旨を明示しています。