この節では、フォントの書体とポイントサイズを変更して単一のアプリケーションをオープンする方法について説明します。すでに開いているウィンドウのフォントは変更できないことに注意してください。新しいフォントを表示するには、アプリケーションを再起動する必要があります。アプリケーションを再起動するには、コマンド行にアプリケーション名を入力します。
下記に示す基本的なコマンド形式では、単一のアプリケーション名 application 、-fn (font name、フォント名) オプション、フォントの書体 fontstyle と大きさ pointsize を指定しています。コマンドの最後にアンパサンド (&) を付けると、コマンドを入力した後でウィンドウにシステムプロンプトが戻されます。これにより、そのアプリケーションを起動したウィンドウを引き続き使用できます。
$ application -fn fontstyle-pointsize & |
次の例は、フォントの書体と大きさを指定して単一のアプリケーションを起動する方法を示しています。
下記の例は、プロポーショナルフォントの Lucida Sans Typewriter Bold を使ってコマンドツールを再び起動します。
ポイントサイズが指定されていないため、デフォルトの 12 ポイントが使われます。
$ cmdtool -fn lucidasans-typewriter-bold & |
下の例は、Lucida Sans Typewriter Bold を使ってシェルツールを再起動し、フォントの大きさを 12 ポイントから 14 ポイントに拡大しています。
フォントの大きさを変更すると、ウィンドウの大きさも変更されることに注意してください。
$ shelltool -fn lucidasans-typewriter-bold-14 & |
-fn オプションは、任意のアプリケーションでフォントの書体と大きさの指定に利用できます。「利用可能なフォントのリスト」では、OpenWindows アプリケーションで利用できる全フォントを一覧表示する方法について説明しています。