lpstat コマンドを使うと、プリンタの状態に関するさまざまな情報を表示できます。lpstat コマンドで頻繁に使われるオプションを表 8-2 にまとめてあります。これらのオプションは、コマンド行で 1 つだけ指定しても、任意の順序で組み合わせて指定してもかまいません。複数のオプションを組み合わせる場合は、各オプションの前にハイフン (-) を付け、各オプション間はスペースで区切って指定します。
たとえば、個々のプリンタの状態に関する詳細なリストを表示する場合は、次のように入力します。
$ lpstat -p printername -l |
printername は、状態を調べるプリンタ名です。
表 8-2 頻繁に使われる lpstat オプション
オプション |
説明 |
---|---|
-a |
受付状況。印刷宛先プリンタの要求受付状況を表示する |
-c |
クラス。プリンタクラスとそのメンバを表示する |
-d |
宛先。デフォルトの印刷宛先プリンタを表示する |
-f |
書式。印刷書式を表示する |
-o |
出力。出力状態を表示する |
-p [list][-D][-l] |
プリンタ指定・説明・詳細リスト。プリンタの状態を表示する |
-r |
要求。要求スケジューラの状態を表示する |
-R |
印刷待ち行列内のジョブの位置を表示する |
-s |
状態情報。要約した状態情報を表示する |
-S |
文字セット。文字セットを表示する |
-u [username] |
ユーザ。要求の状態をユーザごとに表示する |
-v |
プリンタのデバイス名を表示する |
lpstat コマンドオプションの詳細なリストについては、『SunOS リファレンスマニュアル (1): ユーザーコマンド』を参照してください。