resource グループの変数は、サブエージェントにだけ関係します。前述の例の構成ファイルには、2 つのエントリが含まれています。各エントリはそれぞれのサブエージェントに対応しています。エントリには、値の指定された次の変数を記述できます。
registration_file - このフィールドには、それぞれのサブエージェントの登録構成ファイルを指定します。マスターエージェントは、このフィールドに指定されたファイルからさまざまなエントリを読み込み、MIB テーブルに適切なエントリを作成します。このファイルの詳細は、「エージェント登録ファイル」を参照してください。このエントリは、すべてのレガシータイプのエージェントに必須です。この変数にフルパスで値が指定されていなければ、プログラムは、デフォルトのディレクトリ /etc/snmp/conf を調べます。
policy - このフィールドには、load および spawn の 2 つの値を指定できます。値に load が指定されていると、マスターエージェントは登録エントリを読み込んで、MIB テーブルの行エントリを作成します。値に spawn が指定されていると、マスターエージェントは、command フィールドの指定内容に従ってそれぞれのサブエージェントを呼び出します。
command - このフィールドには、サブエージェントの実行形式の名前を指定します。command にはフルパスを指定します。この変数にフルパスで値が指定されていなければ、プログラムは、デフォルトのディレクトリ /usr/lib/bin を調べます。command では、 $PORT マクロを使用して、サブエージェントが SNMP 要求を受信するポート番号を指定することができます。$PORT の値は、各サブエージェントの登録ファイルの内容に従ってマスターエージェントが割り当てます。$PORT マクロが必要とされるのは、レガシーエージェントやサブエージェントが、-p、-n、-port などのポートオプションに対して異なる引数を取ることがあるためです。