ToolTalk 型データベースを使用すると、送信処理を実行するホスト、受信処理を実行するホスト、およびプロセスが結合しているセッションを実行しているホストが、ptype と otype の情報を利用できます。
アプリケーションを起動してメッセージを待ち行列に入れるには、ptype の定義を ToolTalk 型データベースに格納しなければなりません。
アプリケーションが作成し管理するオブジェクトにアドレス指定されたメッセージを受信するには、otype の定義も ToolTalk 型データベースにインストールしなければなりません。
ToolTalk 型データベースに型情報を格納し、ToolTalk サービスが利用できるようにするには、ToolTalk 型コンパイラの tt_type_comp で型ファイルをコンパイルします。このコンパイラは、型情報の ToolTalk 型定義を作成し、ToolTalk 型データベースに格納します。詳細は、第 5 章「アプリケーション情報の管理」を参照してください。
今回のバージョンの ToolTalk サービスには、現在動作中の ttsession にコンパイル済み ToolTalk 型ファイルを併合する次のような関数があります。
tt_session_types_load(current_session, compiled_types_file) |
current_session は現在のデフォルト ToolTalk セッション、compiled_types_file はコンパイル済み ToolTalk 型ファイルの名称です。この関数は新しい型は追加し、同じ名前を持つ型が既にあれば置き換えます。他の既存の型は元のままです。
tt_session_types_load() の動作は、ttsession(1) と ttsession_file(4) の両方の引数によって制御されます。tt_session_types_load( ) を使用する前に、これらのマニュアルページを参照してください。