共通デスクトップ環境 アプリケーション・ビルダ・ユーザーズ・ガイド

オブジェクト情報領域

オブジェクト情報領域は、主ウィンドウのパレットの 1 つか、ユーザ・インタフェース内のいずれかで、カーソルの直下にあるオブジェクトに関する情報を表示します。次のような情報フィールドがあります。

オブジェクト型

メイン・ウィンドウ、コントロール区画、テキスト・フィールドなど、カーソルの直下にあるオブジェクトの型です。このフィールドは、アプリケーション・ビルダの主ウィンドウ内でアクティブなので、オブジェクト・パレット内のオブジェクトを識別するのに使用できます。

オブジェクト名

カーソルの直下にあるインタフェース・オブジェクト名です。この名前は、アプリケーション・ビルダのオブジェクトを唯一のものとして識別するモジュール名との組み合わせです。パレット・オブジェクトには名前がないので、カーソルがアプリケーション・ビルダの主ウィンドウ上にある場合は、フィールドは空白です。パレット・オブジェクトがインタフェース内で初期化される時に、すべてのパレット・オブジェクトに固有の名前が付けられるので注意してください。オブジェクト用の属性エディタで名前を変更できます。

位置

カーソルの下にあるオブジェクトの左上隅のピクセル単位の座標 (x,y) で、それを格納するオブジェクトの座標系で計測したものです。オブジェクトがウィンドウ・オブジェクト (メイン・ウィンドウ、カスタム・ダイアログ、またはファイル選択ダイアログ) の場合に、位置はモニタ画面の左上隅と関連します。

オブジェクトがウィンドウの左上隅にドロップされた区画の場合は、その位置は 0,0 です。0,0 は、親ウィンドウの左上隅の座標です。また、別の区画にドロップされた区画および階層化された区画の座標も 0,0 です。

オブジェクトが、コントロールおよびコントロール区画の子を作成した区画の場合、その座標は、親オブジェクトの左上隅から、子オブジェクトの左上隅までを計測したものです。

サイズ

カーソルの下にあるオブジェクトのサイズをピクセル単位で、「X × Y」形式で表したものです。

カーソル位置

カーソル位置のピクセル単位の座標 (x,y) で、それを格納するオブジェクトの座標系で計測したものです。コントロールを含む各オブジェクトに、独自の座標系があります。いくつかの複合オブジェクトは、複数のウィジェットで構成されていて、複数の座標系を持っています。たとえば、カスタム・ダイアログには、コントロール区画、ツール・バー、およびボタンがあり、それぞれに独自の座標系があります。

編集モジュール

現在編集しているモジュール名です。ウィンドウ・パレットからドラッグした任意のウィンドウは、このモジュールの一部になります。ワークスペース上に複数のモジュールが表示されている場合は、オブジェクトを選択して、現在のモジュールを別のモジュールに変更できます。