ヘルプ・ビューアはどのヘルプ・ボリュームでも表示できます。ヘルプ・ビューアは、アプリケーション定義リンクを除くすべての型のハイパーリンクをサポートしています (アプリケーション定義リンクはどう解釈すべきかヘルプ・ビューアにはわからないからです)。
アプリケーション用ヘルプを記述していて、そのアプリケーションが使用できる状態であれば、アプリケーションを実行し、ユーザがするようにヘルプを呼び出せば、ヘルプを表示できます。
ファイル・マネージャを開き、ディレクトリを volume.sdl ファイルのあるディレクトリに移動します。
アイコンをダブルクリックします。
デフォルトでは、ヘルプ・ビューアを使ってファイルが表示されます。
表示したいボリュームの volume.sdl ファイルが現在のディレクトリにあるか、または登録されている場合は、次のコマンドを実行します。
dthelpview -helpVolume volume.sdl
または、volume.sdl が他のディレクトリにある (そして登録されていない) 場合は、次のコマンドを実行します。
dthelpview -helpVolume /full-path/volume.sdl
上記のどちらのコマンドでも、-helpVolume パラメータは -h に省略できます。
ヘルプ・ボリュームを編集する時には、まず、ヘルプタグ・ソフトウェアで処理します。
dthelptag MyVolume
エラーがなかった場合は、次のコマンドで表示できます。
dthelpview -h MyVolume.sdl
プロジェクト期間中に、自分が開発しているヘルプ・ボリュームにアクセスしたいけれども、システムのすべてのユーザに公開したくはない場合があります。たとえば、作業ディレクトリが /projects/help で、ヘルプ・ボリュームが Myvolume という名前だとします。
まず、ボリュームを登録できるホーム・ディレクトリに個人用ヘルプ・ディレクトリを作成します。
mkdir -p $HOME/.dt/help/C
次に、(ヘルプタグ・ソフトウェアによって作成される) Myvolume.sdl ファイルへのシンボリック・リンクを作成します。
ln -s /projects/help/Myvolume.sdl $HOME/.dt/help/C/Myvolume.sdl
これで、(現在のディレクトリとは無関係に) ボリュームを次のコマンドで表示できます。これは、ホーム・ディレクトリ内の .dt/help/C ディレクトリは、ヘルプ・システムがヘルプ・ボリュームを検索するときに最初に見るからです。
dthelpview -helpVolume Myvolume