共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

ヘルプタグの出力

ヘルプタグの出力先は実行時のヘルプ・ボリュームで、名前は volume.sdl です。処理中に何らかのエラーが発生すると、エラー・ファイル (volume.err) に報告されます。エラーがない場合は、volume.err ファイルには著作権情報といくつかのステータス行が入ります。

helptag.opt ファイルに onerror=go オプションを設定すると、パーサはエラーを検出した後でも (可能であれば) 処理を続行します。onerror=go オプションを設定しないと、パーサは最初のエラーが検出されたところで停止します。volume.sdl ファイルは、ソース・ファイルにエラーがなくなるまでは作成されません。

ヘルプ・トピックを表示するために、volume.sdl ファイルとグラフィック・ファイルがヘルプ・システムに読み取られます。実行時のヘルプ・ファイルは、volume.htg ファイルと同じベース名を持ちます。たとえば、volume.htg ファイル名が Librarian.htg の場合、ヘルプ・ボリューム名は Librarian.sdl です。


注意 - 注意 -

ヘルプタグ実行後は、実行時のヘルプ・ファイルまたはグラフィック・ファイル名を変更しないでください。volume.sdl ファイルに格納される情報は元の名前に基づいています。volume.htg ファイル名を変更する場合は、ヘルプタグを再実行してください。