ユーザから見ると、ドロップ項目の配置は、ユーザの作業と、その作業を行うアプリケーションまたはコンテキストに依存します。
ファイル・マネージャでは、デフォルトが [自由] に設定されている場合、アイコンはドロップされた場所に配置されます。デフォルトが [整列] に設定されている場合、ドロップされたアイコンは自動的にソートされてから配置されます。つまり、アイコンはユーザがドロップされた場所には配置されないことがあります。
ドロップされる項目がどこに配置されるかが問題にならない場合もあります。たとえば、フロントパネル・コントロールでは、ドラッグされた項目がコントロールの上にありさえすれば、ドロップ領域が起動されます。
メール・プログラムのメール作成ウィンドウでは、配置はドロップされるものに依存します。ユーザがテキストの一部をドラッグしている場合、テキストはドロップ・ポイントに挿入されます。ユーザ・テストの結果、これがユーザの期待する動作であることがわかっています。ユーザがファイルまたはバッファのアイコンをドロップすると、その内容が挿入ポイントに取り込まれます。これは、ユーザが [取り込みファイル選択ボックス] でファイルを選択したときの動作を反映しています。
ユーザの作業の種類に基づいて、アプリケーションに適した動作を決定する必要があります。