共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

マウス・ボタンの使用

共通デスクトップ環境では、ユーザは各種の作業スタイルに応じて、マウス・マッピングを変更できます。BSelect は、Motif で以前から転送操作のために使用されてきた BTransfer に加えて、ドラッグ&ドロップをサポートするように変更されています。

ユーザは、システムをセットアップして、BSelect と BTransfer を使用してドラッグ&ドロップを実行するようにしたり、BSelect だけを使用したりするようにできます。アプリケーションを設計するときは、この点を考慮します。ユーザがマウス・ボタン・マッピングをどのように設定しているのかを確認し、そのマッピングを使用します。

必須 

p: 

アプリケーションは、マウス・ボタン 1 によるドラッグ&ドロップ操作をサポートする。 

Motif 1.2 では、ドラッグ&ドロップは一般に 3 ボタン・マウスのボタン 2 (BTransfer) を使用して実行されます。しかし、共通デスクトップ環境では、他のグラフィカル・ユーザ・インタフェース (GUI) 環境との互換性があるマウス操作をサポートするために、マウス・ボタン 1 (BSelect) によるドラッグ&ドロップがサポートされなければなりません。つまり、共通デスクトップ環境では、BTransfer は BSelect と統合されています。ドラッグはマウス・ボタン 1 とマウス・ボタン 2 のどちらでも開始できます。 

必須 

q: 

3 ボタン・マウスのボタン 2 が BAdjust として動作するように構成されている場合、アプリケーションはマウス・ボタン 2 がクリックされたときに BTransfer (または BSelect) 操作を実行しない。 

3 ボタン・マウスでは、ボタン 2 は一般に BTransfer 機能に使用されます。しかし、共通デスクトップ環境では、ユーザは環境設定を変更して、マウス・ボタン 2 を BAdjust 機能に使用するように指示できます。BAdjust は、[Shift] + BSelect と同じように、選択セットを拡張するために使用できます。 

必須 

r: 

選択した項目上をドラッグした場合、BSelect でドラッグが開始されるべきである。ドラッグがしきい値に達するとドラッグが開始される。これは、テキスト領域、スクロールリスト、および他の同様の項目で起こる。