ファイル指向でないアプリケーション (つまり、ファイルを透過的に管理し、このアクションをユーザに見せないアプリケーション) は、[ファイル] メニューを 1 つ以上のアプリケーション固有のメニューに置き換える。
[ファイル] メニューの代わりとして使用するメニューの例
代替メニュー 1: <app-label> [選択]
代替メニュー 2: <app-label> <obj-type>
代替メニュー 3: <obj-type>
アプリケーションが複数のオブジェクト型を持っている場合は、代替メニュー
1 を使用できる。<app-label> の項目は、オブジェクト型に依存しないグローバルなアクションに使用される。[選択] の項目は、現在選択されているオブジェクトに関連するアクションで、現在選択されているオブジェクトに応じて変更できる。何も選択されていない場合、このメニューは「何も選択されていない」ということを示す単一の項目のみを持つ。項目が選択されているが、そのオブジェクトに適用する項目が存在しない場合、このメニューは「なし」という単一の項目のみを持つことになる。
アプリケーションが、単一のオブジェクト型を持っている場合は、代替メニュー 2 を使用できる。アプリケーションに対してグローバルなアクションは <app-label> にあり、オブジェクト型に固有のアクションは <obj-type> にある。
アプリケーションが、単一のオブジェクト型を持ち、<app-label> メニューを必要としない場合は、代替メニュー 3 を使用できる。たとえば、印刷マネージャは [プリンタ] メニューを格納できる。
これ以外の、ファイル指向のアプリケーションに適用されるメニューバーのガイドラインも、ファイル指向でないアプリケーションに適用される。したがって、次のメニューバーは有効である。
<app-label> [選択] [編集] <カテゴリ 1> [表示] <カテゴリ 2> [ヘルプ]
複雑なアプリケーションや、ドメインに高度に依存するアプリケーション (たとえば、CAT スキャン・データの医学的なイメージ処理と診断のためのアプリケーションなど) では、メニュー・バーの設計に他のアプローチを採用しなければならないことがある。次に例を示す。
<app-label> <カテゴリ 1> <カテゴリ 2> [選択] [編集] <obj-type> [オプション] [ヘルプ]
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