共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

メニュー設計

 

n/a 

 

 

推奨 

ce: 

ファイル選択ダイアログが表示される場合のように、メニュー項目を選択することで、ユーザにさらに詳細な情報が求められる場合、メニュー項目の末尾には省略記号 (「...」) を付ける。この要件は、簡単な警告や確認ダイアログが表示されるだけのメニュー項目には適用されない。 

省略記号を使用することにより、ユーザはインタフェースの動作を予想しやすくなる。省略記号のない項目を選択する場合は、ただちに結果が発生するということが予想できる。 

推奨 

cf: 

アプリケーションの中からアクセスされるメニューは、少なくとも 2 つのメニュー項目を含んでいなければならない。 

項目を 1 つしか含まないメニューがあってはならない。アプリケーションに 1 項目しかないメニューがある場合は、その項目を別のメニューに移動するか、ウィンドウの中のボタンにすることを検討するべきである。メニューが長くなると、下の方にある選択肢にアクセスするのは、ユーザにとって面倒になる。メニューに大量の選択肢が格納されている場合は、複数のメニューに分割するか、いくつか項目をサブメニューにまとめるべきである。 

オプション 

cg: 

アプリケーションの中からアクセスされるサブメニューは、少なくとも 3 つのメニュー項目を含んでいなければならない。 

サブメニューは、主階層メニューに全項目を入れるとメニューが長くなりすぎる場合に、似ている項目を 1 つの副階層メニューにまとめるために使用される。しかし、サブメニューにオプションが 2 つしかない場合は、副階層メニューを削除して、オプションを主階層メニューに入れることを強く推奨する。これは、サブメニューに置かれているオプションにアクセスするには手間がかかるからである。 

推奨 

ch: 

アプリケーションには、15 以上の選択肢を持つメニューがあってはならない。 

メニューが長くなるほど、ユーザが下の方の選択肢にアクセスするための労力が大きくなる。メニューに多数の選択肢がある場合は、複数のメニューに分割するか、いくつかの項目をサブメニューにまとめるべきである。 

オプション 

ci: 

アプリケーションに、頻繁にアクセスすることが予想されるメニューがある場合は、そのメニューにティアオフ・メニュー・オプションを用意する。 

アプリケーションの使用中にメニューを固定表示できるように、頻繁にアクセスするメニューはティアオフできるようにしておかなければならない。 

オプション 

cj: 

適当と思われる場合は、キーボード・アクセラレータを用意する。 

メニュー全体ではなく、メニューの特定のメニュー項目が頻繁に使用すると予想される場合は、アプリケーションはこれらの項目のキーボード・アクセラレータを用意し、そのキーボード・アクセラレータを、対応するメニューの該当する項目の右側に表示する。 

推奨 

ck: 

メニュー・バーの項目に使用されるラベルは、メニューそのもののオプションとして使用してはならない。 

メニュー・バーの項目名は、メニューが格納するオプションのタイトルの役割を果す。メニュー・バーの項目名は、すべてのメニュー項目に関連するカテゴリの概念を正確に記述するものでなければならず、メニューそのものの中の項目名として使用してはならない。 

必須 

cl: 

その時点で適切な選択ではないメニューの選択肢は、必ず選択不可になっていなければならない。 

選択不可のコントロールは、ユーザが起動できないコントロールで、アクティブでない状態が短期間しか続かない場合にのみ使用する (つまり、アプリケーションまたはデスクトップ環境の中で、そのコントロールをアクティブにするための手段が存在する場合)。コントロールが、(現在のアプリケーションまたはシステムの構成のため、またはその機能を使用する特定のソフトウェアがインストールされていないために) 永続的にアクティブでない場合は、コントロールを選択不可にするのではなく、メニューそのものから削除する。 

推奨 

cm: 

メニュー項目は選択状況を表示するために使用され、チェック・ボックス、ラジオ・ボタンは、その項目の状況を表示するために使用される。単一の項目がオンまたはオフであるかを表示するために使用する場合はチェック・ボックス、複数の隣り合ったメニュー項目の 1 つを選択する場合はラジオ・ボタンを使用する。 

必須 

cn: 

ラジオ・ボタンがメニューにある場合は、ラジオ・ボタンと他のメニュー項目の各セットのセパレータを使用する。 

推奨 

co: 

チェック・ボックスまたはラジオ・ボタンがメニューにある場合は、選択されているかいないかが常に表示されていなければならない。選択されていない場合にも、このボタンが表示されていなければならない。 

必須 

6-14: 

アプリケーションがメニューの中でティアオフ・ボタンを使用する場合、ティアオフ・ボタンはメニューの最初の要素でなければならない。 

ティアオフ・ボタンが起動されると、メニューはダイアログ・ボックスになる。ティアオフ・ボタンは、メニューの内容全体がティアオフされるように、メニューの最初の項目でなければならない。 

必須 

6-15: 

すべてのメニューは、最も幅の広い要素が収まるだけの幅を持っていなければならない。 

各メニュー要素のラベルが完全に見えることで、ユーザはメニューをブラウズしやすくなる。