共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

対話

 

n/a 

 

 

必須 

6-18: 

警告ダイアログ・ボックスの発している警告の原因である破壊的なアクションは、警告ダイアログでユーザが取り消すことができる。 

ユーザには、破壊的な結果を引き起こす可能性のある操作を取り消す手段が必要である。 

必須 

en: 

アプリケーションがダイアログ・ボックスを表示するとき、入力フォーカスは、ユーザがエントリを入力できる最初のテキスト・フィールドか、ユーザがそれを用いて対話するダイアログ・ボックス内の最初のコントロールに置かれる。 

入力フォーカスは必ず、予測しやすく、わかりやすい位置に置かれなければならない。ウィンドウが表示されたときに、ユーザが特定の使われる頻度の高いコントロールにフォーカスを設定しなければならないようであってはならない。 

推奨 

eo: 

ユーザがアプリケーションのダイアログ・ボックスの中で [Tab] キーを押すと、入力フォーカスは、ウィンドウ内の各種のコントロールを、左から右、上から下への順序で移動する。 

-> これは、左から右に書かれる言語環境のために設計されるアプリケーションを前提としている。その他のロケールでは、これとは別の設計アプローチが必要になることがある。 

 

必須 

ep: 

アプリケーションのウィンドウに入力フォーカスがある場合、そのウィンドウの内部に、入力フォーカスを持っているコントロールが常に 1 つだけ存在する。 

アプリケーション内のいずれかのウィンドウにフォーカスがある場合、そのウィンドウ内のコントロールのどれかがフォーカスを持たなければならない。ウィンドウ内の特定のコントロールに、ユーザがフォーカスを明示的に設定しなければならないようにしてはならない。 

オプション 

eq: 

アプリケーション内のテキスト・フィールドに入力フォーカスがない場合、そのフィールド内にテキスト・カーソルは表示されない。 

Motif のスタイルでは、アクティブでないテキスト・カーソルの使用が許されているが、アクティブでないテキスト・カーソルを表示するよりも、フォーカスがないテキスト・カーソルを隠す方を勧める。これにより、ユーザは画面またはウィンドウを見ただけで、どのテキスト・フィールドがフォーカスを持っているのかを簡単に察知できる。 

オプション 

er: 

アプリケーションは、アプリケーション内で表示するすべてのボタン、メニュー、およびメニュー項目に対して、キーボードのニーモニックを用意する。 

アプリケーションに精通したユーザにとって、キーボードのニーモニックは各種の機能に素早くアクセスするための手段となる。また、ニーモニックは、キーボード型のアプリケーションやウィンドウで、機能へのアクセスを楽にする。ユーザはマウスの使用とキーボードの使用を頻繁に切り替える必要がなくなる。ニーモニックは、ユーザ・インタフェースのあらゆる場所に用意しておくべきである。 

オプション 

es: 

アプリケーションは、ユーザが頻繁に使用すると予想される機能について、キーボード・アクセラレータを用意する。 

キーボード・アクセラレータは、アプリケーションに熟練したユーザにとって、メニューやダイアログ・ボックスを通らずにアプリケーションの機能を素早く使うための手段となる。 

必須 

et: 

アプリケーションが表示するダイアログ・ボックスは、デスクトップ内の他のアプリケーションへの入力を妨げてはならない (つまりシステム・モード付きであってはならない)。ただし、ユーザがそのダイアログ・ボックスに応答するまで、ユーザがデスクトップ内の他のアクションを実行できないようにすることがどうしても必要な場合を除く。 

アプリケーションは、ユーザのデスクトップ環境内の情報やツールに対して、ユーザが自由にアクセスできることを保証しなければならない。アプリケーションが環境内の他のアプリケーションやサービスへのアクセスを妨げてもよいのは、どうしても必要な場合に限られる。 

必須 

eu: 

アプリケーションが表示するダイアログ・ボックスは、アプリケーション内の他の機能へのアクセスを妨げてはならない (つまりアプリケーション・モード付きであってはならない)。ただし、ユーザがダイアログ・ボックスに応答するまで、アプリケーションの状態が変化しないことがどうしても重要な場合を除く。 

必須 

ev: 

アプリケーションが、マルチクリックのタイムアウト間隔、ドラッグのしきい値、ウィンドウのカラー設定、マウスの左利きと右利きといったグローバルな環境設定の値を使用せず、これらの設定について独自の値を使用する場合、アプリケーションはこれらの設定の値を変更するための 1 つ以上の [オプション] ダイアログ・ボックスを用意しなければならない。 

一般に、グローバルな環境設定として扱われる設定の値を無効にしてはならない。これらの設定は、共通デスクトップ環境スタイル・マネージャを用いて、ユーザが制御する。これらの設定を無視して、独自の設定を指定した場合、アプリケーションは共通デスクトップ環境デスクトップ内の他のアプリケーションとの一貫性を失う。それにもかかわらず、独自の値を用意したい場合は、デスクトップの他の部分との一貫性を保つための手段を、ユーザに提供する必要がある。