共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

[ファイル] メニューの内容


注 -

これらの要件は、英語ロケールの、左から右に書かれる言語環境にのみ適用されます。他のロケールについては、適当に修正を加える必要があります。


必須 

6-7: 

アプリケーションが [ファイル] メニューを使用する場合、該当するアクションが実際にアプリケーションによってサポートされているならば、次に示す機能の選択肢を格納していなければならない。 

項目は、次に示す順序で、ユーザに提示されなければなりません。いずれの場合も、ユーザにダイアログを表示することが推奨されており、ダイアログが第 7 章「一般ダイアログ」に記されている機能を持っているならば、アプリケーションはダイアログ・ボックスを使用するべきです。

  • [新規 (N)] (必須)

    新規ファイルを作成します。現在のクライアント領域が新規ファイルの表示に使用されるならば、アプリケーションはクライアント領域から既存のデータを消去します。現在のファイルに加えられた変更内容が失われるならば、アプリケーションは変更内容を保存するかどうかをユーザに問い合わせるダイアログを表示します。ニーモニックは N です。

  • [開く (O)...] (必須)

    ユーザにダイアログ・ボックスでファイル名の入力を求め、既存のファイルを開きます。現在のファイルに加えられた変更内容が失われるならば、アプリケーションは変更内容を保存するかどうかをユーザに問い合わせるダイアログを表示します。ニーモニックは O です。

  • [保存 (S)] (必須)

    クライアント領域の既存の内容を削除せずに、現在開いているファイルを保存します。ファイルが名前を持たない場合、アプリケーションはユーザにファイル名の入力を求めるダイアログを表示します。ニーモニックは S です。

  • [別名保存... (A)] (必須)

    ユーザにダイアログ・ボックスでファイル名の入力を求め、現在開いているファイルを新しい名前で保存します。ユーザが既存の名前を使ってファイルの保存を試みた場合、アプリケーションは、データが失われる可能性があることを、ユーザに警告するダイアログを表示します。クライアント領域の既存の内容は削除しません。ニーモニックは A です。

  • [印刷 (P)] (推奨)

    ファイルの印刷をスケジュールします。アプリケーションが印刷のために特定の情報を必要とする場合は、ユーザに情報を要求するダイアログを表示します。この場合、メニュー・エントリの後には省略記号が付きます ([印刷...])。ニーモニックは P です。

 

 

  • [閉じる (C)] (推奨)

    現在の主ウィンドウと、関連する副ウィンドウを閉じます。このアクションではアプリケーションは終了しません。アプリケーションを終了するには [終了] を使用します。現在の主ウィンドウの変更内容が失われるならば、アプリケーションは変更内容を保存するかどうかをユーザに問い合わせるダイアログを表示します。アプリケーションが、単一の主ウィンドウだけを使用しているか、複数の互いに依存する主ウィンドウを使用している場合、このアクションは用意されません。ニーモニックは C です。

   

 

 

  • [終了 (x)] (必須)

    現在のアプリケーションと、それに関連するすべてのウィンドウを終了します。現在のファイルの変更内容が失われるならば、アプリケーションは変更内容を保存するかどうかをユーザに問い合わせるダイアログを表示します。ニーモニックは x です。

必須 

bq: 

ユーザが [終了] を選択したり、何らかの他の方法でアプリケーションの終了を指示したが、現在のファイルに保存されていない変更内容がある場合に、アプリケーションは終了する前に変更内容を保存するかどうかを問い合わせるダイアログ・ボックスを表示する。 

ユーザは、保存されていない変更内容を保存するのか、破棄するのかを明示的に指定する機会を必ず与えられなければなりません。現在のファイルの変更内容を保存しないまま、ユーザが [ファイル] メニューから [開く] を選択した場合も、上記のようなダイアログ・ボックスを表示する必要があります。