共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

スクロール・リスト

共通デスクトップ環境では、スクロール・リストの中の項目は、デフォルトではテキスト・オブジェクトです。これはバッファ・オブジェクトであることもありますが、テキストとバッファの両方であることはできません。たとえば、カレンダの [アポイントエディタ] には、ユーザが選択してドラッグできる、アポイントのスクロール・リストがあります。ユーザがアポイントをドラッグすると、バッファが操作され、ドラッグ・アイコンには、図 3-7 に示すように、ソース・インジケータとしてアポイント・アイコンが表示されます。メール・プログラムのコンテナ・ウィンドウは、ウィンドウの上部にメール・メッセージのリストを持っています。ユーザは、このリストから 1 個以上のメッセージを選択してドラッグできます。これらのメッセージは実際にはバッファであり、ドラッグ・アイコンはソース・インジケータとしてメール・メッセージを表示します。複数のメール・メッセージがドラッグされる場合、ドラッグ・アイコンには複数ソース・インジケータが表示されます。

図 3-7 ドラッグする項目が選択されているスクロール・リストの例

Graphic

アプリケーションが、メール・メッセージのヘッダや、他の種類のオブジェクトのリストを表示するためにスクロール・リストを使用している場合は、ドラッグを拡張選択と統合する必要があります。この動作はメール・プログラム・アプリケーションで実現されています。

必須 

k: 

範囲選択を使用するコレクションで、未選択の要素の上で BSelect を押すと、その要素上または BSelect が押された位置にアンカーが設定され、コレクションの中のすべての要素の選択が解除される。ドラッグのしきい値に達する前に BSelect が離された場合は、ポインタの下の要素が選択される。BSelect Motion がドラッグのしきい値を超えると、新しい選択が開始される。アンカーとポインタの現在位置が現在の範囲を決定する。コレクションの中で BSelect がドラッグされると、現在の範囲が強調表示される。BSelect が離されると、アンカーは移動せず、現在の範囲の中のすべての要素が選択される。 

必須 

l: 

範囲選択を使用するコレクションで、現在の選択要素の上で BSelect を押したときに、選択セットの中の他の要素がすべて選択解除されてはならない。ドラッグのしきい値に達する前に BSelect が離された場合は、その時点で他のすべての要素の選択が解除され、ポインタの下の要素が選択されて残る。BSelect Motion がドラッグのしきい値を超えると、要素は 1 つも選択解除されず、ドラッグ操作が開始される。