共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

ttdt_session_quit

Tt_status   ttdt_session_quit(    const char *      sessid,
                                  Tt_pattern *      sess_pats,
                                  int               quit );

ttdt_session_quit() 関数は、「デスクトップの良き市民」として ToolTalk セッションを終了します。つまり、セッションへの参加時に登録したすべてのパターンとデフォルト・コールバックを登録解除します。

この関数は、sess_pats で指定されたすべてのパターンを破棄します。quit パラメータが設定されると、セッション sessid を終了します。sessid パラメータが NULL の場合は、デフォルト・セッションを終了します。

表 A-19 は、この関数が返す可能性のあるエラーの一覧です。

表 A-19 ttdt_session_quit が返す可能性のあるエラー

エラーの値 

説明 

TT_ERR_NOMP

ttsession プロセスを使用できません。ToolTalk サービスは、ttsession が実行されていない場合はその再起動を試みます。このエラーは、ToolTalk サービスがインストールされていないか、正しくインストールされていないかのどちらかを示します。 

TT_ERR_PROCID

指定されたプロセス識別子が旧式か、無効です。 

TT_ERR_SESSION

旧式、または無効な ToolTalk セッションが指定されました。 

TT_ERR_POINTER

渡されたポインタが、このオペレーションに適した型のオブジェクトを指していません。たとえば、文字列が必要なときにポインタは整数を指している場合などです。