Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行

文字列と XmString

この節では、文字列と XmString の間で変換する方法について説明します。

文字列から XmString への変換

Motif では、明示的な呼び出しを行なって文字列をその内部表現である XmString に変換しなければなりません。アプリケーションを国際化する場合は、XmStringCreateLocalized() を使用して、この変換処理を実行します。

Solaris Motif では Motif 1.2.3 と違って、XmStringCreateLocalized()¥n が行セパレータとして認識されるので、1 つの文字列に複数行を使用できます。

XmString から文字列への変換

XmString から文字列に変換するには、複合文字列を移動してセグメントごとに検索しなければなりません。この変換処理を実行するコード例については、『Motif プログラミング・マニュアル』(ソフトバンク発行) のボリューム 6A の第 19.3.3 節を参照してください。

XmString から文字列へ変換する場合は、XmStringGetLtoR() を使用しないでください。この関数は、テキストは左から右に向かうと見なします。