この付録では、ja_JP.PCK ロケールで日本語を区点番号または 16 進コードで入力する際の留意点を紹介します。
NEC 選定 IBM 拡張文字 (0xEB40 〜 0xEFFC) を入力することはできません。
ja_JP.PCK ロケールで Wnn6 を使用して PCK16 進入力を行う場合、以下の表に示すコードは入力時に異なるコードに変換され、アプリケーションに渡されます。
入力コード |
アプリケーションに渡る文字コード |
対応する文字 |
---|---|---|
FA54 |
81CA |
! |
FA5B |
81E6 |
∵ |
ja_JP.PCK ロケールで ATOK8 を使用してシフト JIS コード入力を行う場合、以下の表に示すコードは入力時に異なるコードに変換され、アプリケーションに渡されます。 0xF040 〜 0xF4FC の範囲の文字 (ユーザー定義文字) を入力する場合は、入力したい文字のコードに対応する EB40 〜 EFFC の範囲のコードを入力します。なお、ATOK8 では、F040 以降のコード (ユーザー定義文字の領域) を直接入力することはできません。
入力コード |
アプリケーションに渡る文字コード |
対応する文字 |
---|---|---|
FA54 |
81CA |
! |
FA5B |
81E6 |
∵ |
入力コード |
アプリケーションに渡る文字コード |
---|---|
0xEB40 〜 0xEB7E |
0xF040 〜 0xF07E |
0xEB80 〜 0xEBFC |
0xF080 〜 0xF0FC |
0xEC40 〜 0xEC7E |
0xF140 〜 0xF17E |
0xEC80 〜 0xECFC |
0xF180 〜 0xF1FC |
0xED40 〜 0xED7E |
0xF240 〜 0xF27E |
0xED80 〜 0xEDFC |
0xF280 〜 0xF2FC |
0xEE40 〜 0xEE7E |
0xF340 〜 0xF37E |
0xEE80 〜 0xEEFC |
0xF380 〜 0xF3FC |
0xEF40 〜 0xEF7E |
0xF440 〜 0xF47E |
0xEF80 〜 0xEFFC |
0xF480 〜 0xF4FC |
ja_JP.PCK ロケールで、補助漢字区点番号入力を使用してユーザー定義文字を入力する場合、入力する区点番号とアプリケーションに渡る文字コードの対応は、次のようになります。
入力区点番号 |
アプリケーションに渡る文字コード |
---|---|
8501 〜 8563 |
0xF040 〜 0xF07E |
8564 〜 8594 |
0xF080 〜 0xF09E |
8601 〜 8694 |
0xF09F 〜 0xF0FC |
8701 〜 8763 |
0xF140 〜 0xF17E |
8764 〜 8794 |
0xF180 〜 0xF19E |
8801 〜 8894 |
0xF19F 〜 0xF1FC |
8901 〜 8963 |
0xF240 〜 0xF27E |
8964 〜 8994 |
0xF280 〜 0xF29E |
9001 〜 9094 |
0xF29F 〜 0xF2FC |
9101 〜 9163 |
0xF340 〜 0xF37E |
9164 〜 9194 |
0xF380 〜 0xF39E |
9201 〜 9294 |
0xF39F 〜 0xF3FC |
9301 〜 9363 |
0xF440 〜 0xF47E |
9364 〜 9394 |
0xF480 〜 0xF49E |
9401 〜 9494 |
0xF49F 〜 0xF4FC |
ja_JP.PCK ロケールで、16 進コード入力 (ATOK8 では、 JIS コード入力) を使用してユーザー定義文字を入力する場合は、入力するコードとアプリケーションに渡る文字コードの対応は、次のようになります。
入力コード |
アプリケーションに渡る文字コード |
---|---|
0x7521 〜 0x755F |
0xF040 〜 0xF07E |
0x7560 〜 0x757E |
0xF080 〜 0xF09E |
0x7621 〜 0x767E |
0xF09F 〜 0xF0FC |
0x7721 〜 0x775F |
0xF140 〜 0xF17E |
0x7760 〜 0x777E |
0xF180 〜 0xF19E |
0x7821 〜 0x787E |
0xF19F 〜 0xF1FC |
0x7921 〜 0x795F |
0xF240 〜 0xF27E |
0x7960 〜 0x797E |
0xF280 〜 0xF29E |
0x7A21 〜 0x7A7E |
0xF29F 〜 0xF2FC |
0x7B21 〜 0x7B5F |
0xF340 〜 0xF37E |
0x7B60 〜 0x7B7E |
0xF380 〜 0xF39E |
0x7C21 〜 0x7C7E |
0xF39F 〜 0xF3FC |
0x7D21 〜 0x7D5F |
0xF440 〜 0xF47E |
0x7D60 〜 0x7D7E |
0xF480 〜 0xF49E |
0x7E21 〜 0x7E7E |
0xF49F 〜 0xF4FC |
ja_JP.PCK ロケールで、補助漢字区点番号入力 (cs00 では、補助区点コード入力) を使用する場合、入力する区点番号とアプリケーションに渡る文字コードの対応は、次のようになります (対応する文字が表示されていないものは、ユーザー定義文字です)。なお、この機能は、ATOK8 では、利用できません。
入力区点番号 |
アプリケーションに渡る文字コード |
---|---|
8501 〜 8563 |
0xF540 〜 0xF57E |
8564 〜 8594 |
0xF580 〜 0xF59E |
8601 〜 8694 |
0xF59F 〜 0xF5FC |
8701 〜 8763 |
0xF640 〜 0xF67E |
8764 〜 8794 |
0xF680 〜 0xF69E |
8801 〜 8894 |
0xF69F 〜 0xF6FC |
8901 〜 8963 |
0xF740 〜 0xF77E |
8964 〜 8994 |
0xF780 〜 0xF79E |
9001 〜 9094 |
0xF79F 〜 0xF7FC |
9101 〜 9163 |
0xF840 〜 0xF87E |
9164 〜 9194 |
0xF880 〜 0xF89E |
9201 〜 9294 |
0xF89F 〜 0xF8FC |
9301 〜 9363 |
0xF940 〜 0xF97E |
9364 〜 9394 |
0xF980 〜 0xF99E |
9401 〜 9494 |
0xF99F 〜 0xF9FC |
ja_JP.PCK ロケールで、補助漢字 16 進コード入力を使用する場合、 入力するコードとアプリケーションに渡る文字コードの対応は、 次のようになります (対応する文字が表示されていないものは、 ユーザー定義文字です)。なお、この機能は、Wnn6 で利用できます。
入力コード |
アプリケーションに渡る文字コード |
---|---|
0xF5A1 〜 0xF5DF |
0xF540 〜 0xF57E |
0xF5E0 〜 0xF5FE |
0xF580 〜 0xF59E |
0xF6A1 〜 0xF6FE |
0xF59F 〜 0xF5FC |
0xF7A1 〜 0xF7DF |
0xF640 〜 0xF67E |
0xF7E0 〜 0xF7FE |
0xF680 〜 0xF69E |
0xF8A1 〜 0xF8FE |
0xF69F 〜 0xF6FC |
0xF9A1 〜 0xF9DF |
0xF740 〜 0xF77E |
0xF9E0 〜 0xF9FE |
0xF780 〜 0xF79E |
0xFAA1 〜 0xFAFE |
0xF79F 〜 0xF7FC |
0xFBA1 〜 0xFBDF |
0xF840 〜 0xF87E |
0xFBE0 〜 0xFBFE |
0xF880 〜 0xF89E |
0xFCA1 〜 0xFCFE |
0xF89F 〜 0xF8FC |
0xFDA1 〜 0xFDDF |
0xF940 〜 0xF97E |
0xFDE0 〜 0xFDFE |
0xF980 〜 0xF99E |
0xFEA1 〜 0xFEFE |
0xF99F 〜 0xF9FC |
補足
ja_JP.PCK ロケールで日本語入力を入力する際の留意点の多くは、日本語入力システムが日本語 EUC ロケールで動作していることによります。図 B-1 は、日本語 EUC コードと PCK コードの変換規則を図示した ものです。