Solaris WBEM Services の管理

依存関連

依存関連は、互いに依存し合うオブジェクト間の関係を確立します。コアモデルは、次の依存関係を提供します。

コアモデルには、次の依存関係があります。

表 A-3 Core Model の依存関係

依存関連 

説明 

HostedService

サービスとその機能が存在するシステム間の関連。この関連の多重度は、1 対多である。1 つのシステムは、多くのサービスを管理できるため、サービスは、それらを管理しているシステムに強く依存している。一般に、サービスは、そのサービスを実装する論理デバイスまたはソフトウェア機能が入ったシステム上で管理されるので、このモデルでは、複数のシステムに渡って管理されるサービスは表されない。この場合システムは、単一のホストにそれぞれ置かれているサービスの集合ポイントの役割を果たすアプリケーションシステムとしてモデル化される 

HostedAccessPoint

サービスアクセスポイント (SAP) と SAP 上で提供されているシステム間の関連。この関連の多重度は 1 対多であり、システムに強く依存している。各システムは多数の SAP を管理できる。このモデルの特徴は、サービスアクセスポイントを、サービスがアクセスできるシステムと同じホストに置くことも別のホストに置くこともできることである。このため、このモデルは分散システム (コンポーネントサービスが複数のホストに置かれるアプリケーションシステム) と分散アクセス (アクセスポイントがほかのシステム上で管理されるサービス) の両方を表すことができる 

ServiceSAPDependency

サービスとサービスアクセスポイント間の関連。この関連は、サービスがその機能を提供するためには参照されている SAP が必要であることを示す 

SAPSAPDependency

2 つの SAP 間の関連のある SAP がそのサービスを利用またはそのサービスに接続するためには別の SAP が必要であることを示す。 

ServiceAccessBySAP

サービスのアクセスポイントを識別する関連。たとえば、プリンタは、複数のシステム上で管理される Netware、Apple Macintosh、または Windows のサービスアクセスポイントによってアクセスされる可能性がある