「Solaris 環境における従来の Java スレッド *」で説明したように、アリケーションのパフォーマンスは、ネイティブメソッドを使用することによって大幅に向上します。グリーンスレッドがタイムスライスされることはないため、実行状態を示すには、ループ内での Thread.yield() の呼び出しが必要になり、実行速度が低します。その他、次の方法は使用しないでください。
同期の過度の使用。コーディングエラーが原因のデッドロックや、ロック競合が原因の遅延が発生する可能性が大きくなります。また、頻繁な同期によって得られる利点よりも、オーバーヘッドの方が大きくなる可能性もあります。このような場合には同期を最小限にした方がパフォーマンスが向上します。
ポーリング。外部のイベントを待つときに、副次的なスレッド (メインスレッド以外のスレッド) 中で実行される場合にのみ、ポーリングを行うことができます。ポーリングの代わりに wait() および notify() を使用してください。